LOVE＆LOVE 【黒×桃】 (ページ34)

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第6章ページ34

大我side

あれからまた何日かたったある日。

父さんから大事な話があると言われ、大きなテレビのある部屋へと北斗に連れていかれた。

父さんは今も海外だから、リモートで話すらしい。

北斗はもう今からの話の内容は知ってるみたいで、俺に紅茶を用意してくれて、部屋を出ていった。

画面がついて、父さんが映った。

父「聞こえるか？」

大「聞こえるよ。久しぶり。」

父「だな。ほんとうは帰る予定だったんだけど、無理になってしまってね。」

大「大丈夫だよ。それで大事な話ってなんなの？」

父「ちょっと、お前には重たい話になるかもしれない。今すぐにというわけではないから、あんまり重く受け止めないで聞いてほしい。」

大「ん。わかった。何？」

俺には重い話となれば、

財閥に関係してることだろうからね。

俺が、正式に当主になる、とか？

まだそれは早いか。

でもだいたいこんな感じのことだと思うんだよね。