LOVE＆LOVE 【黒×桃】 (ページ11)

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大我side

それからまた何日かが経ち、あっという間にあの対談の日がきた。

ラスベガスに本社があるモデル会社。

父親不在のため、急遽対談相手を俺が担うことになった。

北「大我様、本日のスーツは用意してありますので御着お願い致します。」

大「ん、ありがとう。北斗、なんか緊張してる？」

北「え、いえ、そんなことは」

大「ジェシーさん、北斗見たらびっくりするんじゃない？」

心做しか、いつもよりそわそわしている様子の北斗。

少し面白い。

いつもあまりに感情を表に出さない北斗だからね。

北「どうでしょう笑。かなり明るい性格ですから驚かないでくださいね笑」

大「そんなに笑。まぁ心得とく。対談終わって、向こう側にお時間あればすこし話してきたら？」

北「いえいえ、そんなわけには笑。大丈夫ですよ。連絡もとっているので。」

大「ま、行ってきなさいね〜」

北「かしこ、まりました、…？」

大「ふっ」

首を傾げながら承知する北斗。

俺は結構こんな感じのことを言う。

俺と北斗の関係でいうと、俺からの命令という形になってしまうけどね。

用意されてあるスーツに身を通し、対談場である部屋へと向かう。

俺の隣には、執事としての顔つきになった北斗がいる。