赤が変えてくれた世界で (ページ7)

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樹side

やっぱり……

今日は酷かった…

俺が彼と会話をしたから、、

彼と関わったから、、

男子「お前さ、わかってんの？」

樹「うっ……わかってる…」

男子「じゃーなんで言うこと聞けねぇの？」

樹「ごめんなさっ……痛いっ……」

蹴られ殴られ、

俺は既に動けなかった。

俺から話しかけたんじゃないのに……

俺はべつに望んでなかったんだよ…

俺にどうしろって言うの？

俺で散々遊んだあと、チャイムをさかいに屋上を出ていった。

樹「さい、あくっ…」

なんとか身体を起こそうとするけど、ズキンと痛みが走って出来ない。

身体がぐわんぐわんなってて、息がしにくい。

すると、今の俺に追い打ちをかけるかのように雨が降り出した。

俺は仰向けになって、ひたすら雨に打たれた。

気がついた時にはあたりは薄暗く、

生徒の声もほとんどない。

その頃には身体の痛みもだいぶ引いていた。

ゆっくり身体を起こし、荷物を持って逃げるように家に帰った。