染められた殺し屋#2 (ページ22)

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樹side

樹「おまたせー。」

慎「お！わ！うまそー！」

早速食べ始めた慎太郎。

でもちゃんと相談相手になってくれて、

話して？と言ってくれたから、俺も食べながら話し始めた。

自分でもわけがわからないから、思ったこと、感じたことを

そのまま伝えた。

樹「なんかね、俺もよくわからないんだけど…」

慎「ん？」

樹「んー……慎太郎が…羨ましい……んだよね、」

やっぱりうまく言えなくて、

歯切れが悪くなった。

でも、慎太郎を見ると、くすっと笑った。

慎「ふっ、だと思った笑」

樹「…へっ？」

まさかそんな答えが返ってくるとは思ってもいなかったから、

変な声が出た。

慎「ジェシーでしょ？」

樹「う…うん……」

慎「モヤモヤがあるんでしょ？」

樹「まってまって、、なんでわかるの…？」

俺はほとんど何も言ってないのに、

話しだけが慎太郎によって展開されていく。

慎「だから、俺を舐めんなって！笑」

樹「うん……もう舐めない…」

慎「はっ！今まで舐めてたのかよ笑」

ほんと驚く。

すごい。

でも、慎太郎は真剣な表情、、みたいな表情になって、

俺にまっすぐ向き合ってくれた。