染められた殺し屋#2 (ページ21)

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樹side

モヤモヤが晴れないまま、

何日かがすぎた。

ちょうどジェシーさんへの依頼と、慎太郎が来るのが被った。

ジェシーさんは、俺を1人にするのが怖いからって、慎太郎に2人で留守番しててと言っていた。

すぐに家に来た慎太郎を家に入れて、

交代するかのようにジェシーさんを見送った。

樹「気をつけてくださいね…」

ジ「心配すんなって。行ってくるよ。」

この前、怪我して帰ってきたんだ。

俺はなんだか怖かった。

2人分のお茶を入れて、

慎太郎とソファーに腰かけた。

慎「樹、浮かない顔してるね。なんかあった？」

樹「えっ、」

慎「俺を舐めんなよ？笑」

樹「べつに舐めてないけど…笑」

慎太郎、なんですぐわかるんだろう。

俺、何も言ってないのに。

でも、慎太郎に相談してみようかな。

このモヤモヤも、慎太郎なら名前を知ってる気がする。

教えてくれる？

樹「慎太郎、俺昼ご飯作ってくるから、食べながら聞いてくれる？」

慎「えっ！樹作れるの！？すげぇ！いいよ、相談相手になってあげる！」

樹「ふっ、よかった。ちょっと待っててね。なんでもいい？」

慎「俺好き嫌いしないから笑。」

よかった、相談相手になってくれるって。

俺はだいぶ覚えたメニューの中から、

サンドイッチを選んだ。

ちょうどパンがある。

料理も早くできるようになってきて、

できたサンドイッチをお皿に盛って、リビングに戻った。