染められた殺し屋#2 (ページ15)

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樹side

慎太郎、

今日初めて会ったけど、呼び捨てでいい！って言われたからそう呼ぶ。

どうやらジェシーさんと前から親しかったらしい。

ジ「今は何やってんの？変わった？」

慎「変わってねぇーよ笑。」

樹「慎太郎も何か仕事してんの？」

慎「俺はハッカーやってんの！」

ジ「パソコン使ってする仕事だよ。こいつまじすげぇからなー」

ハッカーっていう仕事もあるんだ。

どんな感じなんだろう。

すると、慎太郎がガバッと俺の方を向いてきた。

慎「でさ！聞いていいのかわかんないけど、なんでジェシーと樹が同じ家にいんの？」

ジ「あー、」

樹「えっとー、」

慎「あ、何かあったのね。了解了解！」

話すには長すぎるストーリーだ。

俺もジェシーさんも、曖昧な返事をしてしまった。

それを見た慎太郎は、それ以上は聞いてこなかった。

わかったのかな、

慎「でも、すげぇな。樹。」

樹「俺？」

慎「人に興味のなかったジェシーと一緒に暮らしてるなんてさ！前までだったら考えられなかったよ笑」

ジ「おい、変な事言うなー」

慎「ははっ！ジェシー腹減ったー！久しぶりにオムライス作ってよ！」

ジ「えー、俺らオムライス続きになるんですけど、」

樹「俺はオムライスでいいですよ。ジェシーさんのオムライス美味しいから、」

ジ「…じゃあ作ってくる。」

慎「……ほぉー笑」