染められた殺し屋#2 (ページ2)

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樹side

、、が、

リビングに着いた瞬間、

ドーンッと今までで1番大きい音がして、足にも振動がきたと思ったら、

バチンと部屋の電気が消えてしまった。

樹「え……,」

俺消してない、、

勝手に消えた…

え、なに、、どうすればいいの？

今の雷…？

全部の電気が消えてしまって、つけようとしてもつかない。

なんで？？

なんにも見えないよ、、

テレビのリモコンを見つけたけど、やっぱりつかない。

わけがわからなくて、窓に目を向けたとき、

俺の心臓がドクンと跳ね上がった。

樹「ッ、、、」

一瞬だったけど、

雷の光で窓が真っ白になった時、

黒く人影がうつった、、

再び光が走って、

再び人影がうつしだされた。

樹「誰ッ……」

ジェシーさんじゃないっ、

それに、動いているのか、光る度にうつる場所が変わっていく…

ジェシーさん、、早くっ…

誰かいるよっ…

早く帰ってきてっ……

俺は、迫ってくるような人影が目に焼き付いてしまい、

上手く息が出来なくなった。

光る度に位置が変わるのが、怖くてたまらない。

息が出来なくて、苦しくて、

立っていられなくなった。

俺の身体が倒れていってるとき、

玄関の開く音がして、

ずっと待っていたジェシーさんの声が聞こえた。