染められた殺し屋#2 (ページ1)

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人影ページ1

樹side

炊き込みご飯ができた。

いい匂いがするから、成功したのかな。

やっぱり料理っていいな。

ジェシーさん、早く帰ってこないかな。

保温というものがあるらしく、それを押して俺はリビングに戻った。

すると、

ピカッと外が光った。

そーいえば、ずっと雨降ってたんだっけ。

料理に集中しすぎて、今になって雨の音に気づいた。

そして、今になってやっと雷が鳴っていたことにも気づいた。

樹「ジェシーさん、大丈夫かな…」

濡れたりしたら、また熱を出してしまうかもしれないし。

遅くなるかもって言ってたけど、

かれこれあれから3時間は経ってる。

心做しか雨の強さも増していってる。

ほんとに、ジェシーさん大丈夫かな。

樹「お風呂………」

昨日はシャワーで済ませたから、掃除はしなくていいはず。

どのボタン押すんだっけ、

俺はジェシーさんがいつもやっているのを思い出して、

ボタンに書かれている文字を読んでみた。

《お湯はり》

これかな…？

ジェシーさんも、ここら辺のボタンを押してた気がする。

俺はとりあえず押してみた。

すると、それが喋った。

『お湯はりをします。』

俺はお風呂場に行ってみると、

ちゃんとお湯が出ていた。

あってたんだ。

お風呂も沸かせるようになった。

俺はしっかり蓋を閉めて、

リビングに戻った。