第2章 ページ10
ジェシーside
時折、羨ましそうに俺を見る樹がいる。
俺だって、、
そんなに良い人生はおくってきてない。
色々あった。
色々あって、今の俺がいるんだ。
今夜は、樹にそれを話そうと思う。
っていうか、知ってほしかった
その方が樹も心を開きやすいだろうし、
何より
自分だけじゃないってことを、知ってほしい。
まだ残っている仕事を手早く終わらせ、お茶を持って病室へと向かう。
ほんとは、コーヒーとかの方が妥当だろうけど、今の樹には、食事制限がついてるからね。
水とお茶なら、お茶でしょ。
軽くノックをして、ドアを開ける。
ジ「樹〜、入るね?」
樹「あ、はい」
カーテンをくぐり、ベッドの横の椅子に腰掛ける。
ジ「お茶持ってきたから、てきとうに飲んでね〜」
樹「わざわざ…すみません…」
ジ「さぁ〜てと。話そ?って言ったけど、どっから話したらいいんだろ笑」
俺が迷ってどーするー笑
樹も首を傾げてるじゃん笑
迷うのも面倒臭いから、1からでも話そうかな。
ジ「話、飽きたらごめんね?」
樹「飽きる…?」
ジ「1からになっちゃうから、疲れたりしたら遠慮なく言ってね?」
樹(…コク
樹が頷くのを確認して、俺は俺の過去を語り始めた。
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作者名:J.J | 作成日時:2020年7月1日 0時