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樹side
朝
少し眩しくて目を開けると、
またベッドの上だった。
でも、今回は、全身が温かい。
布団の温かさじゃなくて、
ジェシーさんの温かさ。
そういえば、
昨日の夜、俺、なんか言ったんだっけ。
“いかないで”って、言ったんだっけ、、
あまりにも、幸せが続きすぎているせいか、
時折、まだ夢でもみてるんじゃないかって思う時がある。
昨日も、ジェシーさんがいなくなっちゃいそうで、
気づいた時には、“いかないで”って言ってたんだ。
ジ「ん……あ、樹、おはよ〜」
樹「おはようございます」
ジ「よく眠れた?」
樹「はい、すごく…ありがとうございます」
ジェシーさんが身体を起こすのを真似るようにして、
俺もゆっくり身体を起こす。
ジ「今日は、色々買い物に行こうか!」
樹「買い物…?」
ジ「この家、俺の物しかないからさ笑。樹の物増やそ?パジャマとかー、食器とかー、服とか!」
樹「俺の…物…」
ジ「もうここは2人の家だから。樹の物も増やしてこ?帰った時は、ただいまって言っいいからね?」
樹「……はいっ」
もう、夢だなんて、思わない。
いつだって、あなたはそんな言葉をくれるから。
その言葉で、俺は頑張れるから。
夢だなんて思わないで、あなたを信じて、生きていきます。
痛みを求めて、生きてきた俺は、
あなたに出会って、
幸せも
貰いました
ーENDー
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作者名:J.J | 作成日時:2020年7月1日 0時