痛みを求めて、#1 (ページ30)

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ジェシーside

目をつぶって、

誰が見ても

美味しいんだなって思う表情を浮かべた樹。

すごく、嬉しい。

今までも、色んな人に料理は食べてもらってたけど、

こんなに嬉しいのは、初めてだよ。

そんな樹を見ながら俺もチャーハンを食べると、

自分で作っておきながら、

1番美味しく感じた。

黙々と食べ続けた樹は、あっという間に完食しました笑

一旦食器を片付けに戻って、お風呂のスイッチを入れて、再び樹の元へ。

ドアを開けると、ベッドの上で体操座りをしていた樹。

俺に気づいて、ガバッっと顔を上げる。

ジ「HEHE、眠い？」

樹「いいえ…笑」

ジ「さっきお風呂沸かし始めたからね！沸いたら入ろうね！あっ、1人で入るか笑」

樹「お風呂……」

ジ「どっちでもいいよ？1人でも、俺とでも笑」

そう言うと、目を左右に忙しく動かす樹。

その顔、わかっちゃった〜

素直に言いなよ〜笑

ジ「どうする〜？？」

樹「っと……お風呂は…いっしょが……」

ジ「いっしょが？？笑」

樹は、表情がコロコロ変わって、面白い笑

意地悪したくなっちゃうのは、

仕方ないよね？笑

樹「いっしょが……いぃ…です」

ジ「AHAHAHA！なんでそんな顔赤くなってんの？笑。じゃあ一緒に入ろ！」

樹「やった…笑」