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ジェシーside



樹「俺が、いつの間にか笑えていたのは、あなたのおかげ、、


既に俺は、あなたしか見えてなくて、いつもいつも、目で追っていたっ…



……俺だって……あなたが好きなのにっ…」




樹が、涙とともに、言葉を並べた。


やっと聞けた。


樹の答え。



北斗、ありがとうね


やっぱり、俺の直感は、当たったよ。


信じてよかった。



声に出ていたことに、気づいていなかったらしく、途端に目を泳がせる樹。


もう聞いた。


樹の答えは聞いたから、、



俺はそのまま、樹に、ひとつだけ

キスを落とした。


初めてのキスは、涙でしょっぱかった。



ジ「樹……好きだよ。うんって、言ってくれる?」


樹「…うんっ……俺も…好きですっ…もう無理って言えないっ…」




やっと、、やっと、、


うんと言ってくれた。


もう無理なんて、言わせないからね。



樹「もうっ…許してくださいっ……あなたと一緒にいたいっ…」


ジ「誰にもダメなんて言わせないから。俺が樹を幸せにするからねっ」




樹は、まるで俺の存在を確かめるかのように背中に腕を回した。



もう、大丈夫。


直ぐに離れるなんて出来なくて、ずっと抱きしめていた。


すると、

背中に回されていた樹の腕が、解けた。


俺に身体を預けて、眠っていた。



安心できたからなのか、


泣き疲れたのか、


どっちにしても、


こんなにも穏やかな顔で眠る樹は、


初めて見た。



ゆっくりおやすみ…

樹……

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作者名:J.J | 作成日時:2020年7月1日 0時

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