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樹side
ジ「樹………俺と一緒に生きてください」
その言葉で、
涙が溢れて止まらなくなった。
今まで溜め込んでいた苦しさが、涙と一緒に溢れ出るみたいに
樹「ふっ…ぅ……ヒクッ……」
ジ「もう十分頑張ったから。もう頑張らなくていい。俺が傍にいる。何があっても。」
樹「ありがとうっ…クズッ……ありがとうございますっ…」
それからも、しばらく涙が止まらなかった。
そんな俺に、ジェシーさんは寄り添ってくれた。
ずっと抱きしめてくれて、ずっと語りかけてくれて、、、
過去なんて、忘れてしまいそうなくらい、幸せ。
そのまま車椅子を押してくれて、病室へと向かってくれた。
また俺を、軽々抱えて、ベッドに寝かせてくれる。
ジ「疲れちゃったでしょ?1回寝な?」
樹「ん………ぁの……」
ジ「心配しないで?ここにいるから。手、かして?」
手を出すと、そっと包まれた。
ジ「こうしてるから。安心して寝て?」
樹「ありがとう……ございます…」
あっという間に瞼が落ちてきて、眠りに落ちてしまった。
今までにはなかった、何かで満たされた、幸せな眠りに落ちる感覚。
表現するのが難しいけど、、
すごく……何かから解放された感じがするんだ…
ほんとに
ありがとうございます…
ジェシーさん……
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作者名:J.J | 作成日時:2020年7月1日 0時