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樹side
次の日の目覚めは、何かが違った。
軽かった。
相変わらず、身体の痛みなんてないけど、
昨日は、ジェシーさんの話を聞いていて、胸がズキンってなった。
、、これが痛み…?
違うよね…
俺が痛みを感じるわけないもん
でも、胸の真ん中が、ズキンってなったんだ
ジ「おはよう、入るね?」
その声とともに、ジェシーさんがカーテンをくぐって現れた。
…昨日、夢じゃないって…言ってたっけ…?
ほんとに夢じゃないの…?
樹「…夢じゃ…なぃ…」
俺はいつの間にか声に出していたみたいで、ジェシーさんがこっちを向いて、微笑んだ。
ジ「そう。わかった?夢じゃないって。だって、今起きたでしょ?」
樹「…はい」
ジ「HEHE、よかった!やっとわかってくれた〜!じゃあ検温しまーす」
ピピッと鳴って、ジェシーさんが紙に記録する。
ジ「37.4っと。ちょっと下がってきたかな!」
その後、点滴も変えてもらって、俺は水を1杯飲んだ。
ジ「今日は、散歩でもしてみよっか!天気いいしね!」
樹「散歩…?」
ジ「車椅子になっちゃうけど、俺が押してあげるから!外にも出た方がいいよ!」
ジェシーさんと一緒ですか?
なら、、行きたい…
……そして、
そこで、あなたに話したい。
俺の過去を。
樹「…散歩…行きたいです」
ジ「よし!なら行こ!1回ミーティングあるから戻るね!すぐ来るから、樹は待ってて?」
樹「わかりました」
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作者名:J.J | 作成日時:2020年7月1日 0時