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樹side
あなたの話に、飽きるはずがない。
ジェシーさんの話が聞けるなんて、俺にはもったいないほど幸せなこと。
ジェシーさんはふぅーと一息ついて、話し始めた。
ジ「俺ね、両親ともいないんだ。中学の頃から、俺1人だったんだよ？」
樹「ぇ…」
ジ「俺の家、荒れてたからね。母親と妹を父親に殺されて、俺だけ助かっちゃったんだ。」
母親と、妹さんを……？
ジ「俺、アメリカ人とのハーフなんだけど、父親は兵士でさ、すごく苦しんでたんだ…。今になってわかったんだけどね。だから、母親と妹と無理心中したの。俺は、逃げたから…」
まってまって…
ジェシーさんが…？
俺は、ここんな素晴らしい人に、そんな過去があったということが、受け入れられない
ジ「だから俺、それからずーっと1人で、誰もよってこなかったんだ。父親が殺人者だからって言ってね…。でも、生かされたんだから、ちゃんと生きないとダメって、教えてくれた人がいたの。」
樹「教えてくれた人…？」
ジ「…その人も、今はいないんだ。5年前に、病気で死んじゃったからね。名前は松村北斗。唯一俺と関わってくれた人なんだ。」
……少し…
俺と重なるところがある…気がする…
ジ「だから、途中からだったけど、高校にも行って、医者になったの。北斗を助けられなかった分、もう誰も死なせたくなかったから。その高校で、�眞呂箸盻于颪辰燭鵑澄�」
樹「�眞呂気鵑辰董珍阿縫疋△里箸海蹐砲い拭帖�
ジ「あ！そうそう笑。高校からずっと一緒でねー。病院の配属まで同じだったの笑。すごい運でしょ。北斗と�眞呂里�かげで、俺は人生を取り戻せたんだよ。だから、今の俺なんだ」
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作者名：J.J
| 作成日時：2020年7月1日 0時
