Whereabouts (ページ15)

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ジェシーside

買い物に行った日から数日がたった。

今日も朝が来て、腕の中で眠る樹を起こす。

ジ「樹〜、朝だよ〜」

樹「…………っ？」

ジ「HEHE、朝〜」

樹(……、、

ジ「…樹？」

いつもの樹じゃない気がする。

少し元気がないというか、、

いつもは起きてすぐ俺を見て、腕を伸ばしてくるのに。

……もしかして、、

そう思って、樹の額に手を当ててみた。

ジ「あー、やっぱり」

熱い。
熱を出してしまったんだ。

でも、樹自身はよくわかってないみたい。

ジ「樹、お熱あるみたい。きついでしょ？」

樹(ｺｸ…

ジ「寒い？」

樹(ｺｸ…

それならまだ熱が上がるんだろうな。
病院連れていきたいけど、その前に会社と髙地と北斗に電話しないとな。

熱さまシートもいるよね。

ジ「樹、すぐ戻ってくるから、ちょっと待っててくれる？」

樹(……っ

ジ「大丈夫。携帯と飲み物とかを取ってくるだけだからね？」

樹(…ｺｸっ

樹は若干涙目でも、頷いてくれた。

俺は急いで必要なものを取りに行った。

いろいろ抱えて戻ると、樹はベッドで丸まっていた。

寒いんだ…

俺は自分もベッドに入って、樹を包んであげた。

ジ「どう？少しは温かい？」

樹(ｺｸ…

ジ「この前のお友達に電話しないといけないけど、ここでしていい？お部屋出た方がいい？」

たぶんここにいろって言うと思うけど、声が頭に響いたりしないかが心配。

でも案の定、ここにいてと言われた。

だから、ここでまずは会社に電話。

こっちはすぐに休暇を貰えた。

次に髙地だ。