Whereabouts (ページ19)

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ジェシーside

そっか、、

樹の元の環境は、、

最悪だったんだよね

腕の中で眠る樹を見て、思い出す。

北「あんな環境から、急にお前と暮らしだして、いい方に変化しすぎたんだよ。精神的にはなんの問題もないよ。身体だけ。」

ジ「、、そっか」

北「俺は精神科じゃないから、断言はできないけど、声もそろそろ戻ってくるんじゃないかな。」

ジ「えっ？」

北「わかんないけどね。樹くんの脳が、安全だと判断した時、戻ってくるよ。」

ジ「よかった…」

北「とりあえず、薬も出しとくから。お大事にね。」

ジ髙「ありがとう。」

薬を貰って、家に帰る。
髙地が送ってくれて、お礼を言って中に入る。

樹をベッドに寝かせて、俺も傍に椅子を用意して座る。

病院に行って帰るまで、1度も起きなかった樹。

診察中ですら起きなかった。

それだけきついのかな、、。

すると、今になってやっと目を覚ました樹。

樹「…っ……」

ジ「樹？起きた？」

樹(ｺｸ……

ジ「樹、お熱出ちゃったみたいなの。さっき北斗先生にもしもししてもらったんだよ？」

樹(っ！

いつの間に？とでも言いたそうな樹、笑

ジ「樹、ねんねしてて、全然起きなかったよ？笑今は、寒い？」

樹(……？

あら、わかんないのね笑
じゃあこれ以上は熱は上がらなくてすむかな。

ジ「樹、お薬飲める？お熱治さないといけないんだよ。」

樹(？？

、、薬、知らないのかな。
俺は粉薬を出して、樹に見せた。

ジ「これがお薬。これ飲んだら、お熱下がって、元気になるんだよ？飲める？」

樹(…ｺｸ

ジ「よかったー。ちょっと待ってて？お水持ってくるからね。」

俺はコップに水を注いで戻った。

軽く飲み方を教えると、素直に飲んでくれた樹。

初めてなのに、すんなり飲んだ樹。

飲んで、少し顔を顰めた。

…苦いか笑

ジ「苦いね笑」

樹(ｺｸ

ジ「でもね？ちゃんと飲んだらすぐに元気になれるからね？頑張ろうね？」

樹(ｺｸ！