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初めての喧嘩 ページ16
剛side
“そんなに頼りねぇか”
俺が放った言葉に
あいつの顔が寂しくなる
あの顔を10年間見続けてきた
｢何言ってるの剛笑
ちゃんと頼りになってるよ？笑｣
あいつの貼り付けた笑顔に
嫌気がさす
｢だったら！なんでお前は
大事な時になにも
言わねぇんだよ！！｣
反射的に強く言ってしまう。
｢そんなの、言えるわけない
でしょ、！｣
と、あいつも声を荒らげる
｢苦しいんだよ、
そういう優しさが苦しいの、。
“いいグループ”
この肩書きが辛いの、｣
ごめんね、と言ってAは
この場を去っていく
だったら俺はどうすりゃ
いいんだよ、、、
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作者名：宮家 | 作成日時：2018年10月21日 14時
