無双少女【オリジナル】 (ページ10)

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第7話ページ10

蓮side(初の主人公以外！)

Aちゃんと仲良うなりたくて

お昼に誘ったらOKしてくれた！

めっちゃ嬉しいな～

ご飯食べてる時にAちゃんが俺に可愛いっていきなり言ったからなかなか恥ずかった…/////

そんなん照れるわ！

俺なんかよりも…ね？

俺のことも名前で呼んでくれるようになったし！

もういい事尽くめやわ～

そんないい事ばっかり起こってたからあの人に会ってしもたんかな

たくさんの人に囲まれてる俺の兄さんに

＿＿＿＿＿＿＿
俺は兄さんと比べられながら生きてきた

「お兄さんは出来るのになんであなたは出来ないの！」

＿そんなん知らんやん

「お前は出来損ないなんだから俺の言う事に従えよ」

＿なんでなん

「あんな子産まなきゃ良かったわ」

＿俺だってこんな人等の家族になりたくなかった

「「出来損ないめ！」」

「「一族の恥さらしよ！」」

「「今すぐ出てけ！」」

兄さんは俺の事を弟として見てない

ただの都合のいい使用人やと思ってる

両親は俺を邪魔者扱い

最初から兄さんしか見てない

親戚の人等も両親と同じ

最初から俺の居場所なんてなかった

でも、唯一俺に居場所をくれる人がいた

俺のおばあちゃん

ばあちゃんは関西に住んでて

俺は元々東京におったけどもう耐えられへんくて

小学校低学年の時ばあちゃん家に引っ越した

いい成績とった時は沢山褒めてくれたし、

家事も人付き合いの仕方も人生の先輩として沢山教えてくれた

そんなおばあちゃんが俺はめっちゃ好き

兄さんよりもええ成績とってあいつらを見返してやろうと思ってこの学校に入学した

ばあちゃんに相談したらちょっと寂しそうやったけど応援してくれた

頑張っていこうと思ったけど、

やっぱり兄さんと兄さんの周りの人の目とか顔の表情とかが気になる

先生もいつかは俺を責めるんちゃうか

俺の居場所はまた無くなるんちゃうか

＿そんな心配がまた俺の心を支配する

一度植え付けられたトラウマは

そう簡単には

俺を離してくれない

誰か…

俺をこの監獄から助け出して………

＿蓮sideEND