桜の季節7 ページ7
教室に帰っている時、ぶぶ、とスマホが震えた。
確認すると京本先輩からだった。びっくりしすぎて声が出そうだったけど、無理やり口が結ばれた。
大我突然の追加ごめんね
大我慎太郎から教えて貰った
いえ!よろしくお願いします!
(京本先輩…そんなに寧々のことが、)
そう考えると切なくなり、なにか申し訳なくなる。
活用されるのは慣れっこだったが心配になってしまった。
「おはよー、A。」
「ジェシーおはよ。」
LINE交換したのもあってなんとなく呼び捨てになったジェシーは話しやすい良き友になるような気がする。
LINE交換は入学式の昨夜、寧々から送られてきたもので他にも慎太郎くんのも貰ったりして少し嬉しかった。北斗先輩からは樹先輩のを貰って、慎太郎くんやジェシーとは違うような喜びが感じられた。
「あ、樹先輩じゃない？あそこ。」
「ほんとだ北斗もだ！」
朝清掃だったのか、大欠伸をしながら北斗先輩と2人で雑草抜きをしている。朝のあの様子だと北斗先輩はサボろうとしていたのだろう。
「じゅりぃいい！ほくとぉおお！」
真隣でジェシーが叫び、その声にその2人は反応して笑いながら大きく手を振っている。
流石の幼馴染というのもあってか、慣れたように楽しそうで少し男の子同士の幼馴染が少しだけ羨ましくなった。
「ほくじゅりーちゃんとやってー。」
「はーい。」
下で怒られているような声が聞こえて少し笑うとバレたようで樹先輩は照れ笑いをした。見た目ヤンキーな癖して、なんて悪態つけても、頬は緩み、口角は上がるだけだった。
「おはよう慎太郎くん、」
「おはよ！樹見てなんでにやけてんの？」
「っえ？」
「？え、変な事言った？」
困惑する私に対してゲラゲラと笑う寧々。
自分のことだから自分の気持ちには気づいていたけど寧々にもバレているとは思えなくて、予想以上にわかりやすいゆるい口角を腹立たしくなった。
「じゅりー！」
上の階から樹先輩を呼ぶ女の人の声が聞こえた。
その声に樹先輩はうげ、と顔をしながらも楽しそうになにー！？と叫んだ。
「奈緒さんかな」
「奈緒さんだね」
奈緒さん、奈緒先輩。
ジェシーと慎太郎くんが知ってることだから樹先輩と仲良い人なんだろう。
「朝やれって言ったじゃーーーーん！！！」
「なにをーー！？」
「練習の！！ノート！！」
「あ、…ごめーーーん！！！」
…仲良さそう、
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遊惑(プロフ) - 神山芽衣さん» キュンキュンして頂けて光栄です！そう言ってくださると更新も楽しいです！ (2019年5月19日 21時) (
レス) id: c7d2e895bd (このIDを非表示/違反報告)
神山芽衣 - コメント失礼します。とても楽しく、キュンキュンしながら読んでます。更新大変だと思いますが、頑張って下さいp(^^)q (2019年5月6日 23時) (レス) id: 5d0933fc27 (このIDを非表示/違反報告)
遊惑(プロフ) - ペペロンチーノさん» ありがとうございます！そう言ってくださると頑張れます！ (2019年5月5日 12時) (レス) id: c7d2e895bd (このIDを非表示/違反報告)
ペペロンチーノ(プロフ) - コメント失礼します。とても楽しく読ませてもらってます。大変だと思いますが頑張って下さい！ (2019年5月4日 23時) (レス) id: 117d6a24e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遊惑 | 作成日時：2019年3月15日 23時
