向日葵の季節9 ページ37
「……Aサン。顔、真っ赤デスヨ。」
「大我先輩のせいです！もう、いいです！！」
ぐるぐる巻かれていたおだんごヘアもぱさりと海水で崩されてしまった。
「似合ってたのに、勿体ない。」
大我先輩の白くて細い指が私の髪に触れる。
それだけでもっと暑くなって、ふわりと揺れた綺麗な髪から見つめられていることに頭が沸騰したようにパンクした。
「あれ、樹ナンパされてね？」
「ほくとぉ、あれ逆ナンだよな？」
「だな。俺止めてくる。」
「…意味ないと思うよ。男性が行っても餌が増えるだけだもん。」
「っちょ、寧々、そんな言い方…」
「でも、確かにそうだよな。」
そうなると、という目で6人の目がこちらへ向く。いやいや、寧々いるじゃんと講義の目を向けるも寧々は北斗先輩に抱きしめられている。
「…わかった、わかりましたよ！行きます！」
「帰ってきたら物理教えてあげるよ〜」
「！行ってきます！」
大我先輩の声に背中を押されつつへらりと女性をかわしている樹先輩に向かう。
「樹せっ、っん……樹くんっ、！」
顔に熱が集まり、顔が赤くなったのがわかる。
ふと前を向くと樹先輩が目を見開いていて、心の中で謝罪をする。
「っあぁ、！なに、どうした？」
「っいや、っぇ、ぁ、」
「寂しかった？」
「っ、うん、」
「すみません、そういうことなんで。」
顔が熱い
かおがあつい
KAOGAATSUI
ぐいと手を引っ張られ、手を繋いだまま海の家へ向かっていく。まるで彼女みたいに優しく、そして少し強引に手を引かれて繋いでいない方の手に力が入る。
「…っ樹先輩、もういいかと、！」
「っあ、ごめん！」
「｢……｣」
2人で気まずい空気が流れて、とにかくみんなの所へ戻りたくて後ろをむくと、くい、と腕を後ろに引かれた。
「……え？樹先輩、？」
「…ごめん、行こ。」
「？はい。」
みんなのところへ戻るとジェシーが頭をぽんぽんしてきて、�眞論菁擇�ありがとう、と優しく微笑んでくれた。�眞論菁擇辰討いた佑覆鵑世覆辰堂�めて思いつつ、既に大我先輩が海からあがっていることに気づいてあたりを見渡す。
「？�眞論菁據�大我先輩ってどこにいるんですか？」
「あ、テント戻ったんじゃない？Aちゃんも戻る？」
「…1人で大丈夫ですかね？」
「あは、あいつ寂しがり屋だしね。行ってあげれる？」
「はい。」
ビーチサンダルを履いて少し前へ進むとぼーっと砂を眺めてる大我先輩。綺麗な顔で憂いを秘めている様。
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遊惑(プロフ) - 神山芽衣さん» キュンキュンして頂けて光栄です！そう言ってくださると更新も楽しいです！ (2019年5月19日 21時) (
レス) id: c7d2e895bd (このIDを非表示/違反報告)
神山芽衣 - コメント失礼します。とても楽しく、キュンキュンしながら読んでます。更新大変だと思いますが、頑張って下さいp(^^)q (2019年5月6日 23時) (レス) id: 5d0933fc27 (このIDを非表示/違反報告)
遊惑(プロフ) - ペペロンチーノさん» ありがとうございます！そう言ってくださると頑張れます！ (2019年5月5日 12時) (レス) id: c7d2e895bd (このIDを非表示/違反報告)
ペペロンチーノ(プロフ) - コメント失礼します。とても楽しく読ませてもらってます。大変だと思いますが頑張って下さい！ (2019年5月4日 23時) (レス) id: 117d6a24e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遊惑 | 作成日時：2019年3月15日 23時
