桜の季節11 ページ11
「借り人競走やりたい人ー」
ジェシーが声をかけるとたくさんの手が上がり、ノリで私も手を上げるとジェシーも手を挙げ。判断する人がいなくなった。先生に助けを求めると私とジェシーの手を下げられ、私たちの名前を黒板に書き出した。
「個人走やる人と同じ人がやるにしよう。」
いたずらっ子のような笑いをしている先生は皆からツッコミを食らっているが私たち的には一石二鳥。ハイタッチをするとクラスのキャピキャピ系の女の子が1人手を挙げた。
「わたしぃ、はしりたいですっ」
「ほんと？じゃあお願いするね。」
あの子は遅くはないはずだからと安心して名前を書くと慎太郎くんが両手を上げた。
「しんたろー、片手でいいよー？」
「え、知らなかったんだけどー！」
「いや、絶対うそ。」
「まじまじ。」
「薄っぺらいなぁ、」
寧々も参加して、4人でわちゃっとしながら慎太郎くんの名前と寧々の名前も追加した。
「やったー！姉御と一緒〜」
「姉御って寧々のこと？」
「ううん、A」
ついていけないままうん？と返すとジェシーに無視していいよと言われて無視をする。やぁだ、とIKKOさんの声が聞こえてクラス中が笑うともう1人、男子が必要なんだけど、と後ろを振り向く。
「誰か男子やる？」
「失礼しまーす。実行委員います、か、え？Aちゃんとジェシーなの？」
「｢はい。/そうだよー。｣」
「じゃあ資料渡しとくね？」
「ありがとうございます、！」
樹先輩の登場で女子がきゃーっ、と煌めいた声を出すも、樹先輩は気づいていないのか話を進める。そして私の耳元に
「選抜出るから、一緒に出てね。」
と呟いた後、失礼しましたー！と明るく出ていった。…これは、従うべきだ。というか、最初からそのつもりだったからね！
「男子、やる人いる？」
「俺やるわ！」
the陽キャ！みたいな人が手を挙げて決定すると騎馬戦、男子だけの競技決めにうつる。名前は分からないけど結構な人数が挙げて、女子に見せるチャンスだもんな、と考える。さすが、ジェシーと慎太郎くんは当然のように入っていて驚いた。
次に女子だけの大玉。先程のキャピキャピ系女の子とそのこと仲いい3人が手を挙げて、他のある程度の人も手を挙げて決まった。
「選抜リレー、は、速い人でいい？」
ジェシーのその言葉でみんなが頷き、みんなのタイムを見ていく。その順で3人ずつ書くと私たち4人は入ったのだ。
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遊惑(プロフ) - 神山芽衣さん» キュンキュンして頂けて光栄です！そう言ってくださると更新も楽しいです！ (2019年5月19日 21時) (
レス) id: c7d2e895bd (このIDを非表示/違反報告)
神山芽衣 - コメント失礼します。とても楽しく、キュンキュンしながら読んでます。更新大変だと思いますが、頑張って下さいp(^^)q (2019年5月6日 23時) (レス) id: 5d0933fc27 (このIDを非表示/違反報告)
遊惑(プロフ) - ペペロンチーノさん» ありがとうございます！そう言ってくださると頑張れます！ (2019年5月5日 12時) (レス) id: c7d2e895bd (このIDを非表示/違反報告)
ペペロンチーノ(プロフ) - コメント失礼します。とても楽しく読ませてもらってます。大変だと思いますが頑張って下さい！ (2019年5月4日 23時) (レス) id: 117d6a24e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遊惑 | 作成日時：2019年3月15日 23時
