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「あ!おかえり〜Aちゃん!」


『童磨……』


「無限城ってことは二人とも死んじゃったのかな!」




ポンポン、と私の頭に手を置きながら言う童磨

あの後いきなりここに飛ばされたから

なんて考えてると童磨の頭が飛ぶ




「童磨、気安くAに触るな」


「猗窩座殿!いい拳だ」


『お兄ちゃん、任務は?』


「終わった、怪我は?」


『ないよ、そもそも戦ってすらないから』


「そうか」


「二人で話してないで俺も話に入れてよ〜」


「無惨様がお見えだ……」



黒死牟、いたんだ……気づかなかった



「玉壺と半天狗がやられた
私の言いたいことがわかるか

上弦も大したことないと言うことだ

柱一人も殺せず月が二つ欠けた



A」




『はい』



「お前に数字を刻んでやる
上弦の鬼として私のために戦え」






嘘、嘘嘘嘘嘘



久しぶりの鬼の体



苦しい





「上弦の鬼は壱から陸までだったが
ここに零を作る、誰よりも強く鬼狩りを狩れ」




それだけ言うと去っていった




「Aッ」




お兄ちゃんが倒れていた私を抱き起こす



『だい、じょうぶ……鬼の姿なんて
久しぶりすぎて…………』


「Aちゃんは鬼の姿になるとほんと猗窩座殿とそっくりだよねぇ」



黒い髪も桃色にグラデーションのように変わり
入れ墨も浮び上がる

童磨に差し出された鏡でみれば
私の目には上弦の零と数字が入っていた




『普通黒死牟が零だと思うんだけど……』


「例外ということだろう……Aは…半端者………人間の血も…流れている……」


「すごいねAちゃん
半端者の方が強いってことだね!」


「童磨、貴様……」


『いいよ、そういうことでしょ
全員ぶっ殺してやる、鬼のいない世にしてやる』



童磨と黒死牟が私に触れる



「わぁAちゃん怖いこというねぇ
AちゃんはAちゃんのしたいことすればいいんだよ」


「やりたいことを……すればいい………」


『!……前まで反対してなかった?』


「やる時は敵同士ってだけだよ」


「斬るだけだ……」


『……そっか、ありがと』

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とらねこ(プロフ) - しおりさん» ありがとうございます!ゆっくりですが更新しますので…気長にお待ちください!! (2019年12月4日 22時) (レス) id: 9cd26393a2 (このIDを非表示/違反報告)
しおり - 面白いです 更新楽しみです (2019年12月4日 19時) (レス) id: 46ffa7468c (このIDを非表示/違反報告)
とらねこ(プロフ) - ゆうきさん» コメントありがとうございます、鬼いいですよね……私はどちらかと言うと鬼が好きなのでこれからまたこういう感じでかけたらいいかと思ってます、良ければこれからも読んでください! (2019年10月13日 10時) (レス) id: 9cd26393a2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - すごく感動しました…鬼のことも好きな私には最高の物語です… (2019年10月13日 10時) (レス) id: 55127e1b13 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葦翳 | 作成日時:2019年10月8日 13時

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