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河井side
｢あーそうそう、最近俺猫飼い始めてん｣
たまたま同じ番組の収録だった和牛。
水田はどっか行ってしもたけど、賢ちゃんが居ったからそう話した。
｢えー！ゆずるが猫かー、、なんか意外やな｣
｢そうか？笑｣
｢おん笑 そんな感じせえへんもん。
どんな猫なん？写真見せてーや｣
スマホを開いて、賢ちゃんにAの写真を見せる。
唯一上手く撮れたやつ。
｢えー！真っ白でむっちゃ可愛ええやん！買うたん？｣
｢いや、捨て猫？野良猫？みたいなので道端に居った｣
｢へぇー。独身男性にはちょうどええなぁ｣
｢なんやねん。うるさいのぉ笑｣
そんなことを話しているとあっという間に時間が来て、俺らはスタジオへ行った。
．
your side
さっきからずっとこのキーホルダーを持ったままでいた。
……ほんとならこの姿のままでいいはずなのに、このまま服を借りて家に帰ればいいのに、何故か元の生活に戻りたくない自分がいた。
河井さんにもう会えなくなるんだ。
そう考えると胸が痛んだ。
なんでだろうか。
その答えはわからなかったけど、確実なのは猫に戻りたいと願っている自分がいること。
｢………あと少しくらい、｣
いいよね。
キーホルダーを握った手に力を込めたところだった。
｢Aー、いい子にしとったかー｣
河井さんだ、やばい、っ！
｢っ！！｣
猫になりたい猫になりたい猫になりたい______
｢っは！？だ、誰や、、、うおっ、眩し、！｣
咄嗟に願うとまたあの光が見えた。
そして少し経つとその光は消える。
｢……にゃー｣
｢…………あれ、、｣
河井さんは突然のことに周りを見回していた。
バレてない…よね、？
｢……疲れてるんかな｣
よかった、バレてないみたい。
｢A、ただいま｣
｢にゃあ〜｣
河井さんはそう言って私の頭をくしゃくしゃと撫でた。
猫でも、いいよね。
悪くないよね。
…しばらくあのキーホルダーは檻の端にしまっておこう。
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ますみ(プロフ) - 全然こちらこそです。いつも楽しい作品ばかりで時間ある時は見返したりもしてます。これからも更新楽しみに待ってます。 (2020年5月21日 21時) (
レス) id: cc9c552fc9 (このIDを非表示/違反報告)
みるく。(プロフ) - ますみさん» わぁぁいつもありがとうございます…！嬉しい限りです！これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2020年5月21日 20時) (レス) id: f7dc3fba37 (このIDを非表示/違反報告)
ますみ(プロフ) - この作品も影ながら読ませて頂いてます。河井さんとの話も良いです。これからの展開が物凄く楽しみです。最近ふと思ったんですがみるくさんの作品全部読んでるなぁと思いました。芸人さんとの短編集みたいなのもお嬢様の話のも大好きで読んでます。全作品大好きです。 (2020年5月21日 15時) (レス) id: cc9c552fc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるく。 | 作成日時：2020年5月3日 23時
