一話 ページ2
累side
そいつは突然現れた。
俺はいつも通り、言う事の聞かない兄弟を始末していた。
「うっ…うっ…。」
唸っている弟に、
「言う事を聞かないお前が悪いんだよ。」
血鬼術“糸”を使い、身体を粉々に。
俺が求めている家族とはほど遠い。
家族の絆と愛に感動した俺は家族を集めている、があまりにも酷い。
弱いとすぐ死ぬし、兄さんや姉さんに関しては俺を守ってくれない。
母さんは母親と言う自覚がない。
累「せっかく、無惨様に家族を作るチャンスを頂いたのに…何の意味もない。役立たずばっか。」
近くに立つ大きな木を適当に切り込んだ。
辺りは、あっという間に影が失くなった。
…無惨様が近くにいる。
気配のする方へザッと向かった。
『ちょっと!』
背後からの声にピタッと止まった。
無惨様…?
汗をツーッと垂らしながらゆっくりと振り返った。
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アオイ - 更新頑張ってください! (2021年11月28日 14時) (レス) @page3 id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りな | 作成日時:2019年12月13日 16時