第四話 ページ5
昨日を堺にオレは暇あれば特訓をしていた。
いつか柱間以外にも扉間や瓦間、そしてもしかしたらまた新しく生まれてくるかもしれない兄弟の為に、必死になってやり続けた。
疲れは尋常じゃ無いが、もし失ったらと考えると背筋がゾッとして、それが鞭となって縁起でもないが原動力になった。
しょっちゅうよろけながら帰っていたからか、父上に怒られた。
仏間「A!努力を積むのはいい事だが限度と言うものがあるだろう!」
『ッ…でも…』
仏間「でもじゃない!…家族や兄弟を失いたくないのは見ていてよく分かった…だが………守る以前の問題で倒れては意味がない…少し考えろ」
そう言って父上はオレと柱間の部屋を後にした。
……確かにそうだ。今やり過ぎて倒れれば特訓の意味が無くなってしまう。
失いたくない一心のみでやってしまった為、そんな当たり前の事を忘れてしまった。
…他の事も視野に入れてやらなければ守れるものも守れなくなってしまう。
それに…父上は心配して言ってくれたのだろう。
…最後の方の表情はとても悲しそうだった。
心配かけて申し訳ないな…。
そう思いながら部屋を後にした。
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外者。(プロフ) - ありがとうございます!ひたすら戦乱に弟を出した兄を想像しながら話を考えたらかなり重めの兄みたいな感じになってしまいました。基本的に低浮上で語彙力があまり無いので投稿頻度が遅いのは申し訳無いです… (2021年10月21日 5時) (
レス) id: 3594cdecb0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - ん、好きです！なんか…ちょーーーブラコnゲフンゲフン(； ･`д･´)続きがとっても気になりますねぇ(-⊡ω⊡)首を長くして待ってます！ (2021年10月12日 20時) (レス) id: ce721a0333 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：外者 | 作成日時：2021年6月4日 22時
