・ ページ7
蘇芳 side
「っ…ぐすっ……兄貴………なんで…」
HIRO「大丈夫……琥珀も泣いてるAを見たくないと思うよ？」
「わかってんねん､わかってんねんけど……涙が止まらんの」
MAKIDAI「大丈夫……(そっと抱きしめて)」
「兄貴……ほんまごめん､最後見届けてやれんくて……最低な妹やわ…」
兄貴の葬式を終えて､
帰り支度をしていたら､
HIRO「A､ちょっといいかな」
「はい､ええですよ。」
HIROさんがメンバーと一緒に来た。
「どうしました？」
HIRO「これ､琥珀から預かってたんだ。」
はい､と言ってHIROさんが渡してきたのは
「……手紙？」
兄貴からの手紙だった。正確に言うと､手紙と兄貴が付けていたピアス。
HIRO「琥珀が葬式が終わったらAに渡してくれって」
「う、うん……ありがとうございます…」
うちが手紙を開いて読み始めると､メンバーみんな静かに聞いてくれていた。
手紙
Aへ
お前がこれを読んでいる頃にはたぶん葬式が終わったぐらいだろうな。
どうせ､お前のことだから､ギャン泣きだろ？
ていうのは承知の上で､A今までほんまありがとう。
こんな兄貴といっつも一緒にいてくれて､話てくれて､
そして､ダンスしてくれて……
ほんま数えきれんぐらいお前との思い出は沢山ある。
全部俺の宝もんや。
覚えてるか？MATSUさんにドッキリ仕掛けて､見事に怒られたこと。笑
AKIRAさんのモノマネしてふざけてたこと､
お前が反抗期真っ盛りでみんなにたくさん迷惑かけたこと､
2人でプリクラ取りに行ったこと……
キリがねえくらいだわ笑笑
やべ､これ書いてたら俺まで涙出てきたわ。
とにかく､お前との時間は俺にとってめちゃくちゃ大事な宝物だってことだ。
その時間が奪われるって考えたらつらくてしょうがねぇ。
でもだからこそ､そんな時間が大切だって気づけたんだ。
だから泣くな。笑え。前向いて進め。強くなれ。
ダンス踊って踊って踊りまくれ。
みんなを感動させられるダンサーになれ。
そして､俺の分まで楽しんでバカやって生きろ。
最後に､お前は俺の自慢の妹だ。
蘇芳琥珀
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 41人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
R.jg(プロフ) - ＠美咲さま了解です！！ありがとうございます！！ (9月10日 23時) (
レス) id: e437d30770 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 一緒にダンスの練習をしたり、3人で旅行いったりする。 (9月10日 14時) (レス) id: 411e2cf0cf (このIDを非表示/違反報告)
R.jg(プロフ) - ＠美咲さま､リクエストありがとうございます！具体的にどんなかんじかいいとかありましたら､お願いします！！ (9月10日 11時) (レス) id: e437d30770 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - やましょとしょごの絡み見たいなー (9月9日 13時) (レス) @page29 id: 411e2cf0cf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：R.jg | 作成日時：2023年8月11日 8時
