甘々とドSくんの逆転《ar.＆ym.》 (ページ5)

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Ⅴ ページ5

有岡ide

山田『あ…』
有岡『あっ……』

俺達は楽屋へ戻ろうとしたとき鉢合わせした。

山田 " だいちゃん……"
有岡 "や、山田だ……"

俺はとっさに目を逸らした。
だけどその時見てしまった山田の
悲しい表情を。

そして聞いてしまった。メンバーの声を。

知念『大ちゃんが涼介を好きなことくらい…皆わかってるのにね。』

"大ちゃんが涼介を好きなこと…"

俺は頭を殴られたような感じがした。
有岡 "どうしよ、もうごまかせない"
俺はとっさに逃げなきゃとおもった。だから山田から向きを変えて1歩踏み出した時………

山田『まって。』
有岡ビクッ
有岡『な、なに？』
山田『大ちゃん、なんで逃げるの？』
有岡『へ……』それは、好きだから
山田『俺のこと好きじゃないなら別に逃げなくていいじゃん。』

有岡『そんなっ……！』
そんなことない！大好きだよ！
そう言いたいけどいえない。

いったら全てが壊れてしまう。

山田『やっぱり…嫌いなのかよ』

限界が超えた。

有岡『そんなわけないだろ！？好きだよ！山田のことがすき！』

山田『え、…』

ほら、引いたでしょ？だから言いたくなかった。

有岡『山田とあった時からずっと、ずっと好きだった。一緒に笑いあったり、出かけたり、近くにいるだけで嬉しかった。山田の好きな相手は俺じゃないんだって思ってても、ドキドキして。これが恋なんだって思えたんだ。』

やっと、伝えれたこの気持ち

山田『ん？まって、勘違いしてる』
有岡『え？』
山田『俺の好きな奴って誰？俺ずっと大ちゃんの事が好きだったのに。』

有岡『は！？知念じゃないの！？』
山田『ばっか…！ちげえって！確かに可愛いから好きだけど…その好きと大ちゃんの好きとは違くて、もっと大切で大事にしたいってきもち。』

コツコツ……

山田が俺のとこに近づいて来る。

ピタッ。

そして俺の目の前でとまる。
遠かった距離がいまは近くに感じる

山田『俺も大ちゃんがすき。大ちゃんのおいしそーに笑って食べる顔、俺のために必死でスニーカー探してくれたこと。山田！、って笑って抱きつくとこ。大ちゃんの全部がすき。』

俺はたまらなくなって山田に抱きついた。、

有岡『うっ…。ひっく…。山田、山田ぁ！』
山田は俺の背中をさすってくれてる
山田『ゆっくり、大丈夫。そばにいるから』