拾伍 ページ16
Aside
《迎えた京都姉妹校交流会では、死亡したはずの虎杖が生還した。》
《呪霊との対峙等、様々なハプニングがありながらも、交流会の幕は閉じた。》
《日の落ち着いたとある訓練の休憩時間に"それ"は起こった。》
禪「おい伏黒、もっと腰を低くして動かないと遅れとんぞ。」
恵「はい、分かりました、やってみます。」
釘「それにしても動いてるとやっぱあ"っついわぁ…」
虎「伏黒に水買って来よ、釘崎何か飲みもんいる？」
釘「じゃあ、フルーツ系のジュースで。」
虎「おっけ〜、あ、白蓮…さん、は？」
《話す機会が少ないせいか、ぎこちないながらに名前を呼ぶ虎杖。》
『私、大丈夫。ありがとう。』
虎「了解でっす！！」
釘「何であんたそんなへっぴり腰なのよ」
虎「え？いやあんまし分かってないのもあるけど、先輩なのか同級生なのか…」
釘「アンタがそんなん気にするとは…私達より一つ年下よ。」
虎「え"っ？！マジ！？」
恵「お前らなあ…」
虎「伏黒！白蓮さ…白蓮って15なの？」
恵「15だよ。」
虎「初耳〜…あ、伏黒水でいい？」
恵「悪い虎杖、お金なら後で」
虎「いーよいーよ、気にすんなって！水な！」
『…黒、おつかれさま』
恵「ん、Aもな。」
《日が高く昇り、照りつける中訓練は続く。ペットボトルの表面には結露が付き、光に反射している。》
《白蓮も狗巻とペアで訓練をしていた。》
狗「しゃけ、おかかいくら。」
《狗巻に指摘を受け、次の行動に移ろうとした時だった》
〔ｽﾞグﾝ〕
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作者名：黒凛蝶 | 作成日時：2020年11月22日 0時
