検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:10,705 hit

ページ2

その昔─、神話として語り継がれる書物に

"悪縷(あくる)"という悪神が居た。

呪いそのもの、正に両面宿儺とも差のない程の特級だ。

その禍々しい醜悪な物は地に根付き、殺戮を繰り返し、血の海へと人類を呑み込んだのである。

────────────────────
Aside

─長い…

お仕事、多い、外、暗い

《月夜の下で、静まりかえるその場所に少女は人を待っていた》

『五条さん、忙しい』

《立つことに疲れ、しゃがみ込むと馴染みのある声が直ぐに聞こえて来た》

五「ごめんごめん〜…!遅くなっちゃった」

《軽い声で歩み寄る、この男。五条悟と言う。》

『長引いた』
五「そうそう、もう大変でね〜…。あ、そうだ見て見て、これ!」
『…?』

《徐ろに腕に吊るしていた紙袋から取り出したのは和菓子。》

五「喜久水庵、喜久福!仙台名物の要!ずんだ生クリーム入なんだよねぇ…これがまた絶品でさぁ!」
『新しい』
五「Aに見せるのは初めてかな、多分。恵にはよく口に突っ込んだけど」

『黒、黒の所行かなくて大丈夫…?』
五「あ〜。さっき電話掛かってきてたんだよね、特級呪物の両面宿儺の指が百葉箱から消えてたんだって」

《すくりと立ち上がり現場へ向かおうとするAを引き止め》

五「心配性だねぇAは。恵なら大丈夫だよ〜」
《五条はやんわりと応える》



『特─…



─ッ…!』



《その瞬間、憎悪の様な歪な尋常ではない呪いの塊をAは感じた》

五「何、どうしたの? ─…。」

《察知した気配の重圧》《五条は理解した》

五「はぁ…大変な事に巻き込まれてる感じかな〜…?仕方ない、大事な生徒を助けに行きますか!」

五「よしよし、この五条先生が何とかしてみせましょう」

《ポンと頭に手を乗せ、闇にふっと2人の人影が溶けた。》

──────────────────

弐→←設定



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.5/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
42人がお気に入り
設定タグ:伏黒恵 , 五条悟 , 呪術廻戦   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒凛蝶 | 作成日時:2020年11月22日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。