15話 ページ16
しのぶside
報告書を書いているとノックと同時に人が入ってきた。
冨岡「失礼する」
しのぶ「冨岡さん、どうしたんですか？」
冨岡「…どうしたらいい」
しのぶ「何がですか？(外から如月さんの気配がするのは気のせいでしょうか)」
冨岡「…胡蝶が…どうしたら…」
しのぶ「冨岡さん、どうしてそんなに言葉が少ないんですか？」
冨岡「…」
しのぶ「だからみんなに嫌われてるんですよ」
冨岡「…俺は胡蝶が好きだ…」
冨岡が言った言葉に驚いた。冨岡の事は別に嫌いでもないし好きでもない。
しのぶ「何言ってるんですか？巫山戯てるんですか？」
冨岡「巫山戯てない、本気だ」
しのぶ「…少し考えさせて下さい」
冨岡「あぁ、待ってる」
しのぶ「それだけ言いに来たんですか？」
冨岡「あぁ、これから任務だ」
しのぶ「お気を付けて」
冨岡「あぁ」
そう言うと冨岡は部屋を出ていった。しのぶも外から感じた気配を確かめる為外に出る。
しのぶ「気のせいでしたか」
部屋に戻り、椅子に座って先程の事を考える。
しのぶ(どうしたらいいんでしょうか)
そんな時に扉を叩く音が聞こえてきた。
アオイ「しのぶ様、今大丈夫ですか？」
しのぶ「はい、大丈夫ですよ」
アオイが部屋の中に入ってきて、あるものを渡す。
アオイ「これ、如月さんが私達にお土産でもらいました、お揃いの耳飾りです」
しのぶ「あらあら、綺麗ですね、ありがとうございます」
アオイ「いえ、それは如月さんに伝えて下さい」
しのぶ「そうですね、如月さんはどこに？」
アオイ「多分縁側にいると思いますよ、お気に入りの場所って言ってたので」
しのぶ「そうですか、ありがとう」
そのまましのぶはAのいる縁側に向かい声をかけた。
しのぶside end
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天霧(プロフ) - 大切な人だから悲しませたくない。だからあんな事を言って距離を置いた。確かに、夢主はこの世界の住人じゃないいずれ死んでしまう…。その事を分かっていても離れたくないしのぶさん…。辛いですね。早く寄りを戻して欲しいですね (2022年1月31日 16時) (
レス) @page40 id: 29b58b93c0 (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - 続きがとても気になります。次の更新待ってます！ (2022年1月28日 12時) (レス) @page38 id: 29b58b93c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にーと。 | 作成日時：2021年12月19日 3時
