俺が守るから【東海オンエア/青】 (ページ2)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:46,313 hit

第１回ページ2

彼氏のりょうはYouTuberで、東海オンエアのメンバーとして活動してる。
今日はその撮影があるらしくて朝出かけていった。

メンバーと外食して2時頃には帰って来れるらしい。

いまは11時頃
1人で買い物にきてるんだけど前から嫌な人影が。

「あ！中野さんじゃん、久しぶり〜」

「ほんとだ！久しぶりだね」

「最近調子どう？」

この3人は学生時代私をいじめた人達。
正直もう二度と会いたくないような人。

貴「久しぶり、まあまあかな。」

怖いな…
今日は、なにされるんだろ……

「あのね！私ずっと美容師目指してたじゃん？
無事に美容師なれて昔より上手くなったの！
中野さんちょっと切らせてよ」

貴「え、いいよ。
もう予約いれたし」

予約いれたなんて嘘。
学生の頃もよく切られた。
雑に、ただザクッと

「いいじゃん別に」

「そうだよ、切らせてよ」

ｻﾞｸｯ

「あ、ごめん。手すべっちゃった〜ww」

人通りがほとんどないのをいいことにやりたい放題。

「じゃあ私たち行くね。」

「またねー！」

ｶﾀｶﾀ

いつもこうだ。
あの人達に会うと、いるときはうまく立ち振る舞えてもいなくなったら怖くなって震えてしまう。

りょうくん…

もう、撮影終わったかな…。

Plllll…

『もしもし？どうした？』

「あ、もしもし。撮影終わった？」

『うん。少し前にね。
っていうか震えてない？』

「よかった。
うん…。」

『すぐ迎えいく。
どこにいる？』

「え、外食は？まだでしょ？
声、聞きたかっただけだから大丈夫だよ。」

『A優先。
で、どこにいるの？』

「えっと、○○の前」

『いつも人通り少ないとこだよね？
了解。』

「ごめん、ありがと…」

『彼女優先するのはあたりまえ。
気にしないで。
じゃあ切るね』