マイノリティでも幸せです！【いれいす】【悠佑】

25話。 ページ30

悠佑side



それからしばらくして、俺がゲームを１回抜けて休んでいると、ないこが話しかけてきた。


な「ねえ、あにき…？」


それも、皆が騒いどったら聞こえないくらいの小さい声で、遠慮がちに。

これ、夜だから皆それなりに抑えてるけど、昼間やったら聞こえへんな。

と思うと同時に、ないこの優しさを改めて実感した。


ゆ「なんや？」

な「怖くない？俺らのこと…
ほら、目瞑るのが怖いのも分かるんだけどさ、俺らといるのも辛いなら部屋に戻って、まろと奏夢ちゃんといたほうがいいかなって思ってさ」

ゆ「ふはっ、ほんま優しいな
大丈夫やで！
まだちょっと怖いし、完全に今まで通りは難しいけど
楽しいんや…お前らといるの」

な「ﾎｯ……そっか…！そっか！
寝落ちるまで楽しも！！！」

ゆ「あと、そんな遠慮がちに来んくても大丈夫やで
昼間じゃ絶対聞こえへんw」

な「それもそうだねw」

ゆ「でも、ありがとーな」

な「当たり前じゃん！
大切な仲間なんだからさ！」


ないこはそれ以上は何も言わずに、ゲームに混ざりに行った。


い「ほんと、俺らの社長、あいつで良かったよな」


いつから聞いていたのか、まろが声をかける。


ゆ「おん。
それに、、仲間がお前らでよかった…
いれいすに入ってよかったわ…！」


俺の目にはいつの間にか涙が溜まっていた。


い「あにき……。」

ほ「あー！いふくんがあにきのこと泣かせてる！」


気づいたら皆、ゲームをやめて集まっていた。


い「はあ！？泣かせてねえし！
あほとけ！！」

ほ「アホじゃないし！」


いつも通り青組が喧嘩する。

騒がしいはずやのに、いつもの日常やって思って安心するのは、感覚が麻痺してるんやろか


ゆ「あー、もうw
ビジネス不仲やめやw
あと、泣かせたのはどっちかと言えばないこの方やでw」

な「えぇ！？俺！？」

ほ&い「「ビジネス(じゃない/じゃねー)し！！」」

り「仲良し…w」

し「タイミングが合うとこも仲良いよなw」

ゆ「タイミング的にはまろがきてからだったかもしれんけど涙腺を緩めたのはないこやでw」

な「えぇ…w
めっちゃ無意識…」


その後もワーキャーと騒ぐ声に紛れて


ゆ「ありがとな。ないこも…皆も…」


なんて言ったのは、内緒









--------ｷﾘﾄﾘ線--------

今回奏夢ちゃん出番なかった………(´・ω・｀)

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