15話。 ページ19
悠佑side
ゆ「やッ……めろッ………」
モブ「静かにしててよ…
すぐ終わらせるからさ♡」
ゆ「きもいねんッ!
さわんなッ………」
もう、どうしてこうなったかも覚えていない。
シェアハウスに帰ろうと、歩いてたらこいつから声をかけられた。
怖くて、足がすくんだ。
それだけしか覚えていない。
気づいたら押し倒されてて、今に至る。
モブ「きもいなんて傷つくなぁ…」
カチャカチャとベルトを外される。
いやだ、、気持ち悪い…
逃げなきゃ。
……どうやって?
いつも鍛えてるやんか…。
俺なら………いけるやろ…!
ゆ「ッ…らぁッ!!」ダッ…
モブ「ッ…。」
少し走って、あいつが着いてこないことを確認してから服をなおした。
その後はただ必死に走った。
早く帰ろうって。
けど、だいぶ走って、あいつから逃げられたと思うと、安心感と同時に気持ち悪さが襲ってきた。
吐く……。もう、走れない……
ゆ「はッ……ぉえッ………」
しばらく吐いて、もう胃液しか出てこない。
それなのに、一向に気持ち悪さは落ち着かない…。
もう立てん。
でも、帰らなきゃあかん。
ゆ「心配させてまう……」
Plllll…
ゆ「もしもし…」
〈あ、ゆうくん?遅いから心配で。
大丈夫?〉
奏夢の声。
すごく安心する。
やばい……泣く……
ゆ「ぁ……」
〈ゆうくん……?〉
ゆ「たす……けて………(泣)」
〈…!
すぐ行く。今どこ?〉
ゆ「えと……○○のとこ……
あの、まろと2人で、きてほし………」
〈うん…。わかった〉
奏夢を1人で来させるわけには行かなかった。
けど、どうせ皆に話すにしても、最初に話すのは、まろがいい。
子供組にいらん心配かけたない…。
リーダーとして、ないこも信用してる。
けど、年下に頼るのは気が重くて…
頼るなら、少しでも歳が近いほうがよかった。
「ゆうくん…!」
い「あにきッ!」
いつの間にか止まっていた涙だったが、2人の声を聞けた安心感でまた溢れ出した。
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紫伊那(プロフ) - 琥珀糖くんロボ@らびまるもしもちゃん推しさん» そう言っていただけると嬉しい限りです( *ˊᵕˋ)ありがとうございます、がんばります! (6月29日 18時) (レス) id: 88114a294e (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖くんロボ@らびまるもしもちゃん推し - ダメだ、リアルすぎて涙腺崩壊…続き楽しみに待ってます! (6月29日 16時) (レス) @page14 id: 05d80f8ec1 (このIDを非表示/違反報告)
えある。 - 紫伊那さん» 返信ありがとうございます。お互いゆっくり無理せずやっていきましょ!! (5月15日 7時) (レス) @page17 id: 9c1c96d73e (このIDを非表示/違反報告)
紫伊那(プロフ) - えある。さん» コメントありがとうございます!作者自身、FTXとノンセクシャルを自認してるので自分が悩んだこととか、経験から書いてます!亀更新にはなりますが今後もよろしくお願いします(*^^*) (5月14日 19時) (レス) id: 88114a294e (このIDを非表示/違反報告)
えある。 - コメ失礼します。ぼくはFTM、ノンセクシャルなのですが、この作品が優しい(?)のが嬉しかったです。こういう作品には、どうしても馬鹿にする表現が入っていたりして、読むのに躊躇しましたが、今では読んでよかったと思っています。神作品ありがとうございます。 (2023年4月10日 16時) (レス) @page10 id: 9c1c96d73e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫伊那
作成日時:2022年6月26日 22時