検索窓
今日:7 hit、昨日:19 hit、合計:8,616 hit

15話。 ページ19

悠佑side


ゆ「やッ……めろッ………」

モブ「静かにしててよ…
すぐ終わらせるからさ♡」

ゆ「きもいねんッ!
さわんなッ………」


もう、どうしてこうなったかも覚えていない。

シェアハウスに帰ろうと、歩いてたらこいつから声をかけられた。

怖くて、足がすくんだ。

それだけしか覚えていない。

気づいたら押し倒されてて、今に至る。


モブ「きもいなんて傷つくなぁ…」


カチャカチャとベルトを外される。

いやだ、、気持ち悪い…

逃げなきゃ。

……どうやって?

いつも鍛えてるやんか…。
俺なら………いけるやろ…!


ゆ「ッ…らぁッ!!」ダッ…

モブ「ッ…。」


少し走って、あいつが着いてこないことを確認してから服をなおした。

その後はただ必死に走った。

早く帰ろうって。

けど、だいぶ走って、あいつから逃げられたと思うと、安心感と同時に気持ち悪さが襲ってきた。

吐く……。もう、走れない……


ゆ「はッ……ぉえッ………」


しばらく吐いて、もう胃液しか出てこない。

それなのに、一向に気持ち悪さは落ち着かない…。

もう立てん。
でも、帰らなきゃあかん。


ゆ「心配させてまう……」


Plllll…


ゆ「もしもし…」

〈あ、ゆうくん?遅いから心配で。
大丈夫?〉


奏夢の声。
すごく安心する。

やばい……泣く……


ゆ「ぁ……」

〈ゆうくん……?〉

ゆ「たす……けて………(泣)」

〈…!
すぐ行く。今どこ?〉

ゆ「えと……○○のとこ……
あの、まろと2人で、きてほし………」

〈うん…。わかった〉


奏夢を1人で来させるわけには行かなかった。

けど、どうせ皆に話すにしても、最初に話すのは、まろがいい。

子供組にいらん心配かけたない…。

リーダーとして、ないこも信用してる。

けど、年下に頼るのは気が重くて…
頼るなら、少しでも歳が近いほうがよかった。


「ゆうくん…!」

い「あにきッ!」


いつの間にか止まっていた涙だったが、2人の声を聞けた安心感でまた溢れ出した。

16話。→←14話。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
38人がお気に入り
設定タグ:いれいす , 悠佑 , 歌い手
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

紫伊那(プロフ) - 琥珀糖くんロボ@らびまるもしもちゃん推しさん» そう言っていただけると嬉しい限りです( *ˊᵕˋ)ありがとうございます、がんばります! (6月29日 18時) (レス) id: 88114a294e (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖くんロボ@らびまるもしもちゃん推し - ダメだ、リアルすぎて涙腺崩壊…続き楽しみに待ってます! (6月29日 16時) (レス) @page14 id: 05d80f8ec1 (このIDを非表示/違反報告)
えある。 - 紫伊那さん» 返信ありがとうございます。お互いゆっくり無理せずやっていきましょ!! (5月15日 7時) (レス) @page17 id: 9c1c96d73e (このIDを非表示/違反報告)
紫伊那(プロフ) - えある。さん» コメントありがとうございます!作者自身、FTXとノンセクシャルを自認してるので自分が悩んだこととか、経験から書いてます!亀更新にはなりますが今後もよろしくお願いします(*^^*) (5月14日 19時) (レス) id: 88114a294e (このIDを非表示/違反報告)
えある。 - コメ失礼します。ぼくはFTM、ノンセクシャルなのですが、この作品が優しい(?)のが嬉しかったです。こういう作品には、どうしても馬鹿にする表現が入っていたりして、読むのに躊躇しましたが、今では読んでよかったと思っています。神作品ありがとうございます。 (2023年4月10日 16時) (レス) @page10 id: 9c1c96d73e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紫伊那
作成日時:2022年6月26日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。