マイノリティでも幸せです！【いれいす】【悠佑】

プロローグ。〜2〜 ページ2

悠佑side


今日はオフで、少し買い物に出かけていた。

その帰り道、通った公園に数人の女子に囲まれて困っている人を見つけた。

放っておけるわけがなくて近づいてみたら、囲まれていたのは俺の愛しい彼女だということに気づいた。


ゆ「おいっ、お前ら何してんや！」

C「やべ、人来た。」

A「誤解ですよ！こいつ大学時代の友達で〜！」

ゆ「明らかに違うやろ。それくらいわかるわ！
てか、何で顔濡れてるん」

B「さっきトイレでちょっと手すべっちゃって水かかっちゃったんですよ」


話は聞いていたけど、たしかにヤバいやつらやな。


ゆ「なあ、お前らの話はこの子からもう聞いてるんよ。
俺、彼氏やからさ。
で、聞いていた通りクズやなあんたら」

C「あー、じゃあもういいや。
てか、欠落人間のお前に彼氏なんかいたんだ」

ゆ「っ…。」

A「帰ろ帰ろ」

B「じゃー、私たち帰るんでー」


ほんとは、もっと問い詰めてやりたいけど、今すべきはそれじゃない。


ゆ「寒いやろ？家来て風呂入ってき？」

「でも、シェアハウスだよね。
迷惑じゃ……」

ゆ「迷惑なんかやない！
それに、ここからじゃシェアハウスのほうが近いし、家まで帰ってたら風邪引くで？」

「あ、りがと……」

ゆ「よしよし、俺の上着羽織っとき。
俺は大丈夫やから。」


俺は自分がきていた上着を羽織らせ、メンバーに「風呂を沸かしておいてくれ」と連絡をした。

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