クローバー ~約束と1輪の花~【Fischer's】 (ページ29)

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数ヶ月後

シルクside

「お兄ちゃん！！」

なんて、珍しくめっちゃ高いテンションで呼ばれたから何かと思えば

「あ、あのね…
結婚…することになったから//
バージンロード？一緒に歩いて欲しくて」

っていう嬉しい報告

シ「まじか！！おめでとう！
当たり前だろ、他に誰と歩くんだよw」

「ありがとう！」

父親？

そんなもん呼ぶわけない。

普通は父親と歩くのが多いらしいけど。
呼ぶのすら嫌なのに歩かせるわけない。

兄として、家族として、俺がモトキに受け渡す

それでいいんだ。俺ら家族は。

Pllll

「もしもし」

モ「もしもーし」

「あ、モトキ！どうしたの？」

モ「用事が早く終わったから時間あるなら詳しいこと決めよ！」

「わかったー！今お兄ちゃん家にいる」

モ「迎えいくよ」

「待ってるね」

ﾌﾟﾂｯﾂｰﾂｰ

そう。この数ヶ月の間にAは呼び捨てで呼べるようになった。

「ってことで今からモトキが迎えに来る」

シ「いやどういうことで！？」

「結婚式の詳細決める」

シ「あー、はいはい
モトキん家行くん？」

「いや、お兄ちゃんも一応関わるしたぶんここでじゃないかな
ちょっと凝りたいなって思ってるし笑」

シ「まじかw」

「メンバー驚かせる！」

シ「じゃあ3人の内緒だな！」

ピンポーン

シ「モトキ来たんじゃね？」

「あけてくる！」

じゃっかん幼いのはまだ残ってるけど、こんなに明るくなれたのはきっと、モトキの…いや、メンバーのおかげだ