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シルクside

シ「今Fischer'sは軌道に乗っててチャンネル登録も500万人超えて、でもそれと同時に俺に対するアンチも増えてる。
俺が邪魔って人が多い。
俺はFischer'sのリーダーだけどお前らがこれから歩む道への光を、希望を閉ざす権利はない。
だから…俺がいることでFischer'sのこれからに影響が出るなら、俺はここでやめt…」

「何言ってんのお兄ちゃん。」

珍しくAが低めの声でそう発した。

「今までのFischer'sがどんな感じだったとか、アンチの量とか、正直私はわからない。
でもFischer's結成から今までずっと先頭歩いて道を作ってきたのはお兄ちゃんじゃん
リーダーなんでしょ?これからもみんなを率いて堂々としていきなよ」

ン「シルクがリーダーじゃなくなったり、Fischer'sそのものをやめたりした瞬間から俺らはFischer'sじゃないよ。
シルクがリーダーとして率いる軍団がFischer'sなんだから。
だから辞めるとか言わないで」

モ「自分勝手に理由こじつけて辞めるとか言わないで、シルク。
俺らはシルクにいて欲しい。もちろん、リーダーとして」

マ「チャンネル登録者がどんなに減ってもいい
今までリスナーも楽しめるようにって頑張ってきたけど、俺らのコンセプトは思い出作りなんだから
だから胸張ってろシルクロード
俺らの、Fischer'sの、リーダーだって」

俺らのコンセプトは思い出作り。

そのことを忘れてたわけじゃない。

でも、有名になってきて皆やっぱり人気になりたいんじゃないかとか、勝手に思い込んでた。

人気になるには俺は邪魔だと思った。

シ「みんな…。
ありがとう
あと、ごめん。リーダー復活だって言ったのに…」

モ「別にそこは気にしてないよ
リーダーだから弱音吐いちゃいけないなんてことはないからね」

マ「むしろ頼ってくれたほうが助かる」

ン「辛い時はもっと頼ってよ!」

「妹の存在も忘れないでねお兄ちゃん笑」

シ「わかったっ…!」

俺、こいつらといてよかった。

いつまでも一緒にいたい。
そう思える仲間がいて、ほんとによかった。

シルク以外「おかえりっ!シルクロード」





?side

シルク以外「おかえりっ!シルクロード」

もちろんAちゃんも一緒に言ったわけなんだけど。

言った直後、ニコッと微笑んだ。

ドキッ

ん?なんだ、俺

病気か?

いや、もしかして…

惚れた……のか??

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作者名:紫伊那
作成日時:2018年8月4日 23時

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