9話 ページ10
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理事長の部屋につき、俺は真っ先に頭に浮かんでいる疑問をぶつけた
「理事長、単刀直入に聞きますが、イルマは本当に人間なんですか?」
「どういう意味かな?」
俺は今まで聞いたイルマの噂を理事長に伝えた。
「俺、本当にイルマが人間だと思えないんです」
「イルマくんは人間だよ。僕が断言する」
んな事言ったって……。
まぁ、人間は人間でも魔界に来た人間だし。
それなりに変な力持ってても納得がいく……のか?
「あ、今回君を呼んだ件だけど。放課後僕の家に来て欲しいんだ」
放課後……ダリと飲みに行くって約束が入ってるんだが……。
理事長のお願いだし……何より早くイルマに会いてぇしな。
ダリには悪いけど、今回のは断るか。
「分かりました。イルマには会えますか?」
理事長は笑顔で頷いた。
その後、俺は職員室へ戻りダリにこの件を話した。
「ってことで、理事長に呼び出しくらったから今日の飲み会はパスな」
「分かった。また今度飲もうね!」
「……悲しんでんのバレバレ。早く終わったらお前の部屋行くからそんな顔すんな」
何気にダリの誘いを断ったのは今回が初めて。
普段は絶対にオーケーしてたから、ダリもショックを受けたのかもしれない。
「約束だよ?待ってるからね?」
「へいへい」
酒のつまみは……買って帰るか。
お詫びとしてちょっと高めの買ってやろっと。
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少し修正しました(2023/08/23)
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さくら - めちゃくちゃ面白いです!更新待ってます! (5月9日 14時) (レス) @page16 id: 9121602128 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 更新楽しみにしています!! (4月3日 14時) (レス) @page16 id: 5846a461b9 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶有希(プロフ) - 最高です!すごい好きな作品です!続きを楽しみに待ってます! (10月9日 8時) (レス) @page14 id: 0f754ca859 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:櫻葉 | 作者ホームページ:
作成日時:2023年8月8日 19時