5話 ページ6
────
「やぁリンくん。よく来てくれたね」
「何か用ですか？クビとか嫌ですよ」
俺本当に何かしたっけ？
ひとつ心当たりがあるとすれば……
イチョウに喧嘩ふっかけて山1つ吹っ飛ばしたことか。
それなら俺だけじゃなくてイチョウもくるべきだろ
あと笑って見てたダリも。
「クビじゃないよ。一つ頼み事をしたくてね」
「はぁ……。警備の仕事増やす気ですか？」
「いや、イルマくんのお世話係になって欲しいんだ」
イルマ……？確か特待生だったよな？
でもなんでイルマを？
「それ、俺じゃなきゃダメなんですか？」
「うん、何せイルマくんは僕の孫で人間だからね」
「へぇ、人間ですか……」
……ん？
「孫！？人間！？はぁ！？」
「そうそう。だから同じ人間であるリンくんに特別教師を頼みたくて」
いや、人間ってことは正直どうでもいいけど孫！？
理事長に孫ですか！？
「あー、はい。分かりました。理事長の期待に応えられるよう頑張ります」
「ありがとう。なら後日僕の家に呼ぶから、その時はよろしくね」
わー……めっちゃダリに言いてぇけど、多分このことは他言無用だろうな……
帰って人形に語りかけるか。
………いや、普通に変な人になるからやめよ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 191人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくら - めちゃくちゃ面白いです！更新待ってます！ (5月9日 14時) (
レス) @page16 id: 9121602128 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 更新楽しみにしています！！ (4月3日 14時) (レス) @page16 id: 5846a461b9 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶有希(プロフ) - 最高です！すごい好きな作品です！続きを楽しみに待ってます！ (10月9日 8時) (レス) @page14 id: 0f754ca859 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：櫻葉 | 作者ホームページ：
作成日時：2023年8月8日 19時
