15話 ページ16
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時は進み、今日は位階昇級試験の日。内容は処刑玉砲。
人間界で言うドッジボールだ。いやぁ、懐かしいねぇ。
ダリに秒殺されたのをよく覚えている。
あの野郎俺を人間だとわかった上で、恐ろしいスピードでボール投げてきやがったからな。
「A?どこか行くの?」
「
行ってら〜、と緩い返事をしたダリ。
確か試験場所はあのよく分かんねぇ場所だったよな。
試験場所につくと、アスモデウスとイルマの一騎打ち状態だった。
おぉ、グッドタイミング。こりゃ面白いもの見れるわ。
「あ、リン先生じゃん!やっほ!」
「お前何時から教師に向かってタメ口聞けるほど偉くなったんだ?」
確かこいつはシャックス・リード。
この間の臨時授業のとき、俺とダリの茶番劇に参戦してきたヤツ。
「お前どっち側なの?」
「僕?僕はあっち側」
そう言ってシャックスはアスモデウスを指差した。
あいつ首席だしなぁ。流石のイルマも勝つのはキツイか?
炎を纏ったボールがイルマに向かって投げられた。
エイトセンセーの炎とどっちが熱いんだろうな。
イルマはアスモデウスが放ったボールを投げ返した。
そのボールは見事アスモデウスに当たり、勝者は……
「勝者Aチーム!!」
すっげぇいいもの見れた。ダリにも話そーっと。
あの後、イルマは
「ただいまー」
「おかえり〜!どうだった?」
「実に面白いものを見れた。寮帰ったら詳しく話すよ。あ、そうだエイトセンセー。警備の仕事俺に任せていいんで、もっと強くなれるよう鍛錬しておいた方がいいっすよ」
「リン先生って突然よく分からないこと言いますよね。なんでですか?」
「……いずれ、お前が吃驚するくらいの炎使いが現れるかもしれねぇからよ」
アスモデウス・アリス。アイツは見込み大だな。
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さくら - めちゃくちゃ面白いです!更新待ってます! (5月9日 14時) (レス) @page16 id: 9121602128 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 更新楽しみにしています!! (4月3日 14時) (レス) @page16 id: 5846a461b9 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶有希(プロフ) - 最高です!すごい好きな作品です!続きを楽しみに待ってます! (10月9日 8時) (レス) @page14 id: 0f754ca859 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:櫻葉 | 作者ホームページ:
作成日時:2023年8月8日 19時