【WT】推しの推しのは私のようです

4話 ページ5

〜翌朝〜

『んぁ〜よく寝た〜!!』


学校行く準備しなきゃ……
パンを焼いてバックにまたいろいろ詰め込む


『いってきまーす』


あ、昨日の歌消すの忘れた……まぁいいか、バズってたし
青い鳥では昨日以上にふぁぼRTが多くなっている……嬉しいなぁ…

ﾄﾞﾝｯ

やっべながら歩きしてたら誰かにぶつかった……誰やねん…


『「あ、すみません」』


ハモった〜〜あははははw
じゃないじゃない…ちゃんと目みて謝んなきゃ…


ちらっと上を向くと綺麗な金色と目が合う
ほえ〜……おめめ綺麗ですなぁ……


「あ、あの……すみません…」


『あ、こちらこそ……すみません…前見てなくて…』


体が固まる、緊張もあるけど……この人……
我が推し(きりやんさん)とめっっっちゃ声似てる!!
え？本人？本人なの？
私は目を合わせたまま動けなくなった、非常にまずい


〜きりやん視点〜


昨日推し絵師さんが歌声投稿してた、めっちゃ声可愛かった…


ぼーっと考えながら歩いてると……前から来ていた人にぶつかってしまった
その子…俺より顔2つ分くらいちっちゃくて…見えなかった…(失礼)


「『あ、すみません』」


声が揃って思わず吹き出しそうになった……けど我慢我慢…失礼極まりないぞ俺…


kr「あ、あの……すみません」


改めて謝る、少し目線を下げるとぶつかった彼女と目が合った
綺麗な色の目だな……


『あ、こちらこそ……すみません…前見てなくて…』


いつもならここでちょっと怒るだろう、心の中でだけど
でも今回は怒ってない、何故かって？目の前の相手が昨日聞いた歌声と同じ声だったからだよ!!びっくりしたわ!!てか本人じゃね？この人


俺はこちらを見上げる目から目が離せなくなった……ちょっと気まずくなってく……


てかこの子めっちゃ可愛いんだけど…


〜私視点〜

はっ!!学校行かなきゃ!!
ふと我に返り、赤くなった気がする顔を俯いて隠し、「すみません…」とまた謝ってその人の横を通り過ぎた


かっこいい人だったな……


〜学校!!〜


あの人が本物のきりやんさんだったら私今日が命日なのでは？
てか声と顔がびっくりするくらい一致したんだけど、イケメンすぎでしょ……絶対彼女いるタイプじゃん…


「………村!!安威村〜!?」


『あ、は、ひゃい!!?』


先「どうしたんだ？ずっとぼーっとして…」


『すみませんなんでもないです…』


どっと笑いが起きた…やらかしちゃったなぁ…

5話→←3話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す