囚われた少年✿ツイステ (ページ19)

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学園長室前ーーー

あの後補習から戻ってきたエースとデュース、グリムに事情を話して先に帰ってもらった。緊張する

いざ話すとなったらこんなにも緊張するんだ……でもちゃんと聞いて帰らせてもらわなきゃ

そんなことを考えてるうちに学園長室に着く。扉をノックしようとしたが思わず止めてしまった

学園長室から話し声が聞こえる

僕は耳を澄ます

どうやら学園長とクルーウェル先生のようだ

学園長「どうしたものですかねぇ…………記憶を取り戻してるなんて」

クルーウェル「魔法もあまり長くは効かなかったようですね」

学園長「ですねぇ……」

その場で固まってしまう。魔法……やっぱり記憶を消す魔法だったんだ

学園長「このまま帰る方法を探して見つけ出されては困りますね」

ということは、帰る方法はあるって事……？僕がまだ見つけ出せてないだけであるの、か……

クルーウェル「ですが、そう簡単には帰れないでしょう」

学園長「そうですねぇ監督生くん」

「へ………………？」

クルーウェル「盗み聞きとはあまり関心しないぞ」

勝手に扉が開いたかと思えば、、バレてた…………？

学園長「まぁまぁ、そんなところに居ないでこちらで‪”‬お話‪”‬をしましょうか」

「ぇ、、」

身体が勝手に動く、気づけば学園長とクルーウェル先生の前に

学園長「で……お話とは？」

学園長は不気味に笑いながら僕に問いかける。本当は分かってるくせに…………僕は話すことなんて忘れてしまった

「か、帰してください…………僕を元の世界に……ッ!!」

クルーウェル「何を言っている？帰るもここがお前の住む場所だろう？」

「違う…………学園長が僕のことここに連れてきたんだ……」

学園長「あら？思い出したんですね」

「とぼけないでください!!!!僕に魔法をかけたんでしょう……？記憶を消す魔法を」

学園長「よくご存知で」

「なんでこんなことするんですか……？なんで僕なの？」

学園長「さぁ？なんででしょう」