囚われた少年✿ツイステ (ページ12)

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オンボロ寮ーーー自室

せっかく学園長に勉強用のノート類貰ったから勉強してみたけど全く分からない

グリム「子分!!何かいるんだゾ!!!!」

「な、なに？」

グリム「げ、玄関におばけがいるんだゾ!!!!」

「おばけ!?」

グリム「こ、こっちに来るんだゾ!!」

僕が頭を捻らせていたらグリムが慌てて入ってきたかと思えばおばけ

「ご、ゴーストじゃないの……？」

グリム「違うんだゾ!!身長高かったんだゾ!!!!」

「ぼ、僕嫌だよ!?お化けとか……」

コツコツ──────────

グリム「音がするんだゾ〜!!!!」

「ど、どうするの!?」

談話室は使ってないから電気を消していたため真っ暗で見えない。

グリム「は、は、早く電気付けるんだゾ!!!!」

「ま、待ってよぉぉ…………」

手探りで電気のスイッチを探すが見当たらない。自分がどこにいるかすら分からないのに!!!!

「ぅ、わ…………ッ!!」

ソファーの角にぶつかってコケる──────と思ったが何者かに支えられた

「ち、ちょ、グリム!!!!助けてよツナ缶あげるから!!」

グリム「嫌なんだゾ〜!!!!」

パチ──────────ッ

電気がつく。目の前にいたのは

「クルーウェル、先生……？」

クルーウェル「このクルーウェル様をお化け扱いするとはいい度胸だな仔犬」

「だ、だって…………」

グリム「音もなしに入ってくるからなんだゾ!!」

クルーウェル「俺はちゃんと呼んだが？」

「部屋にいたので聞こえませんでした……」

クルーウェル「まぁいい。学園長からだ」

と、薬のようなものを渡された

「薬…………？」

クルーウェル「最近疲れてるみたいだからそれの薬だと」

「ありがとうございます……」

グリム「あ！そうだ、こいつに勉強教えてやってほしいんだゾ!!」

「な、なんで」

グリム「分からないってうるさいんだゾ!!!!」

そんなうるさかったかなぁ…………

クルーウェル「いいだろう」

「いいん、ですか？」

クルーウェル「あぁ」

僕はせっかくだし教えてもらうことにした。そういえば、エース達から聞いた事がある

クルーウェル先生は分からない所があれば分かるまで教えてくれるって
僕理解力ないから心配だけど