8話 新たなる道 ページ13
「母さんも、覚悟を決めましょう_____。」
そのあと母は、
鬼殺隊について、母の知る全てを話してくれた。
隊員となるにはまず育てのもとで血の滲むような修行
をして最終選別で生き残らなければならないことや、
隊士となったのち、力が認められれば『柱』と呼ばれ
る上級の隊員となれること……
母の使っていた「呼吸」のこと……
鬼の急所や日輪等のこと……
.
.
.
そして翌日、
約束通り"産屋敷あまね様"は私を家まで迎えに来た。
「それじゃあ、
父さん、母さん…行ってきます！！！
私絶対鬼殺隊士になって、無一郎を守るから！
そしたらまた、きっと会いに来るわ！！」
急に目元が熱くなる…
泣くな、泣くな私。
私は必死に耐えた。きっとこの上なく歪んだ顔を
していることだろう。
最後のお別れに、この顔じゃあ________
いや……
これは別れじゃない、
始まりだ。
有一郎から託された、
私が進むべき新たな道の___________
「Aこれを_____
母さんのものなのよ。
貴方にきっと似合うと思うわ。」
？
そう言って母さんは一包みの風呂敷を差し出した。
中を開けてみると……
「桜色の……羽織り？」
「お守り。Aが無事に鬼殺隊に入隊
できますように。父さんと母さんからの。」
父さんが言った。その声は震えていた____
「Aさま、そろそろ参りましょう。
屋敷までは時間がかかります、日の落ちる前に…」
あまね様の言葉に促され、
私は涙を誤魔化すように、くるりと家に背を向けた。
「行ってきます！！！」
父と母に、涙を見せまいと、背を向けたまま大きく手
を振った________
そして私は、新たな道を、
鬼殺隊を目指すものとしての道を踏み出した______
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澪(プロフ) - 匿名な鬼殺隊員さん» ありがとうございます！直しておきますm(__)m (2019年10月21日 7時) (
レス) id: 17e86f282f (このIDを非表示/違反報告)
匿名な鬼殺隊員 - 設定キーワードの所の漢字が時任になってますよ〜ただしくは時透だと思います〜 (2019年10月21日 2時) (レス) id: 3f11779d5f (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - むい君ラブさん» むい君ラブさん暖かいコメントありがとうございます！本日更新予定ですので今後ともどうぞよろしくお願いします！！ (2019年10月18日 18時) (レス) id: 17e86f282f (このIDを非表示/違反報告)
むい君ラブ - 面白いです！再新待ってます！！頑張ってください!! (2019年10月17日 22時) (レス) id: 8bf3196fdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：澪 | 作成日時：2019年10月8日 10時
