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0話 御伽噺 ページ1

さて、遡ること千年以上_______

突如として現れた1匹の鬼は、人間を鬼へと変貌させ

る力を持っていた。

やがて、彼は同族を増やし人々を喰らった。

そのような中、政府には公に認められずとも、

宵闇に生きる唯人を守らんとするがため、

たとえ弱くとも心在るが故に、智慧ある者は智慧

を、業ある者は業を、力ある者は力を出し合い寄り

集め、鬼を退治する術を編み出した人々がいた。

そんな彼らを、人々は"鬼狩り様"と呼んだ_____

.

.

しかし_______

.

.

時は大正、

文明開化の音にのみ込まれ、

その存在はもはや"御伽噺"の住人とされ、

俄に信じようとする人は殆どいなくなっていった__

.

.

.

________蝋燭が揺れる狭い部屋の中、

女性の声が優しく響く。

「___________________________。

はい、おしまい。」

物語の終わりを告げると、それまで眠そうに横に

なっていた少女がなにかを思い出したかのように

ハッと身体を起こした。

「ねぇ、その"鬼"って本当にいるのしら?」

すると隣の少年が、

「いるわけ無いだろ。"伝説"だよ。」

面倒臭そうに答えた。

「で、でも僕この前お家の外から呻き声を

聞いたよ。」

もう一人の少年が、かぶっていた布団から少し顔を

出した。

「はぁ?獣だよ、お前そんなのもわからないのか」

「で、でも…」

気の弱い少年は何かいいかけながら、布団の中に

潜ってしまった。

「そんなにきつく言うことないじゃない。

そんなこと言っていると"鬼"が来て有一郎のことを

食べてしまうかもしれないよ!知らないからね!」

少女は頬を思いっきり膨らまして両手の人差し指

を頭の上で立てて"鬼の真似"をしてみせた。

「くだらない…」

有一郎と呼ばれた少年は気怠そうに手を振ってみ

せると、少女は膨らませた頬を紅潮させて飛びかか

ろうとした……

((パンっ

「ほらほら、物語は終わりましたよ。

夜も更けました、そろそろ寝なさい。」

先ほどまで物語を読んでいた女性が、優しく手を叩

くと、3人にそう言った。

「「「はーい」」」

3人は、各々返事をするとそれぞれの布団にくるまっ

た。

布団に入った3人を見て、女性は改めて戸を閉めた


"鬼"かぁ…

"夢"に出てきたら嫌だなぁ…

そんなことを考えながら少女はそっと目を瞑った__









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参考
鬼滅の刃(原作)
ピクシブ百科事典
YAWAKEI online (景信山) より

登場人物等→



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(プロフ) - 匿名な鬼殺隊員さん» ありがとうございます!直しておきますm(__)m (2019年10月21日 7時) (レス) id: 17e86f282f (このIDを非表示/違反報告)
匿名な鬼殺隊員 - 設定キーワードの所の漢字が時任になってますよ〜ただしくは時透だと思います〜 (2019年10月21日 2時) (レス) id: 3f11779d5f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - むい君ラブさん» むい君ラブさん暖かいコメントありがとうございます!本日更新予定ですので今後ともどうぞよろしくお願いします!! (2019年10月18日 18時) (レス) id: 17e86f282f (このIDを非表示/違反報告)
むい君ラブ - 面白いです!再新待ってます!!頑張ってください!! (2019年10月17日 22時) (レス) id: 8bf3196fdf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年10月8日 10時

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