4歩 ページ6
「お前相変わらずリズムゲーム強すぎひん？」
「そうか？普通やで？」
「普通のレベル高すぎやろ！」
ゲームセンターで一通り遊び終えて、3人でフードコートに来た。
4人用のテーブルに3人で座り、さっきのことを話す。
「ロボロ買ってきてや〜」
「は？何でやねん」
「俺はAと仲良くなるために色々話があんねん。幼馴染みは十分仲良いやろ？頼む！」
「仕方ないなあ〜わかった」
ロボロを注文に行かせて、シャオロンは笑顔で私を見た。
「Aは何で今の大学に入ったん？」
「…親に、言われたからかな」
「親に？ほんま？」
すぐに本当のことを話しても良かったのだろうか。知り合ってすぐのシャオロンにいきなり家のことを言ってしまった。
「私の家、ちょっと変わってるんよ」
「自分の行きたい大学とか他に無かったん？」
「ううん、特にはね。それに今考えれば…あの大学に入学したから今があるんやし」
少し変わってるけど、お母さんの判断が間違ったことは無かった。
「お母さんの言う通りにすれば幸せになれる」小さい頃からそう言われて育った私は、今でもそれを信じ続けているんだ。
「俺は、親が全く介入してこなかったんや。だから何となく、入りたいなって思って受験した。俺の家もちょっとおかしいねん」
「何となく、」それは私の環境とは全く違う。シャオロンが自由で明るいのは、そういうところがあるからなのかな。
「親に全部決められてんのってさ、大学だけ？」
「ううん、子供の頃から。自分で何か決めたことなんて、多分今までに無かったな」
シャオロンは眉を顰めて口をへの字に曲げた。
引かれてしまっただろうか。まさか友達の幼馴染みがこんな変わった家庭環境にいるとは思いもしなかったはずだ。
「それ、人生楽しい？」
「楽しい……のかな。それが普通だと思って生きてきたし、限られた環境の中でそういうことを気にしたこと無かった。…ロボロが、ずっと側に居てくれたから」
ロボロは、生まれた時からずっと一緒の幼馴染みだから。高校は近くに一つだったから一緒だったし、大学も多分私に合わせてくれた。「俺のやりたいことはここを卒業しても出来るから」と言ってくれたのを今でも覚えている。
「そっか。Aには、ロボロが居らなあかんのか」
「ロボロは、優しいからね」
「それ、俺やとあかんの？」
「…ん？」
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岡崎 響(プロフ) - 甘夏さん» 大丈夫ですよ！むしろコメント大歓迎です(泣)最後までお付き合い頂いて本当にありがとうございました…！ (2018年1月18日 19時) (
レス) id: cbd4920d57 (このIDを非表示/違反報告)
甘夏 - なんどもコメントしてすみません…。完結、おめでとうございます！最初から最後まで楽しんで読ませてもらいました！改めてしゃおさん好きになりました！ (2018年1月18日 18時) (レス) id: 8417dea29b (このIDを非表示/違反報告)
岡崎 響(プロフ) - 中沢 琴葉さん» ありがとーーう！！無事に完結しました！(満面の笑み)どうしてもシャオロンに連れ出して欲しかったんだ…！ (2018年1月18日 18時) (レス) id: cbd4920d57 (このIDを非表示/違反報告)
中沢 琴葉(プロフ) - 完結おめでとーーー！！いやあ、最後まで素晴らしかったです…… 結婚式を抜け出すシーンのシャオロンを想像するとイケメン過ぎて惚れてまうやろーーー！！という気持ちでした。シャオロンが更に好きになった作品でした。好きなのでｼｬｵﾁｬﾝのファンやめます。 (2018年1月18日 18時) (レス) id: 611ee581e6 (このIDを非表示/違反報告)
岡崎 響(プロフ) - 甘夏さん» ありがとうございます！そのように言って頂けると本当に励みになり嬉しいです(嬉泣)完結までどうぞお付き合い下さい！ (2018年1月18日 8時) (レス) id: cbd4920d57 (このIDを非表示/違反報告)
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