番外編〈if〉ver.syao 1 ページ30
149話より
放課後になった
3人に言おうと思ったけど、ゾムとロボロは掃除でシャオくんは進路のことで先生に呼び出されていたからタイミングが無いままだった
終礼が終わったあとに長谷川くんが教室を出ていくのが見えたけど、先に行ったのかな
とりあえず屋上に向かって歩いた
「あれ、屋上じゃなかったの､､？」
「それなんやけどな、鍵かかってて開けられんかったんよ。まあここでもええしな」
屋上前の踊り場で、長谷川くんは壁に寄りかかっていた
「…どうしたの？」
「ああ、話したいことなんやけどさ､､」
少し身構えていると、長谷川くんが真顔で言った
「俺のこと､､嫌いなん？」
「…え？」
「だって明らかに態度違うやん。俺、割と優しくしてると思うんやけど」
何も言い返せなかった
本当は、ちゃんと周りと関わりたいのに
「ごめんなさい。好きとか嫌いとか、そういうんじゃないの」
「じゃあなに？」
「それは､､その､､」
自分で言ってて辛くなる
情けない自分が嫌で、やっぱり変わりきれないのかなと思うと悲しかった
「Aちゃん？……あれ、長谷川やん。何してんの」
「…シャオくん」
言葉に詰まっていた時に後ろから聞こえた声
階段を上がってきたシャオくんは、私の顔をチラリと見たあとに長谷川くんに怪訝そうな顔を向けた
「別にお前には関係ないやろ、俺は今Aちゃんと話してんねんけど」
「何の話してんの？Aちゃんの表情から察するに普通の会話じゃないよな？」
「何言われたん？言うてみ？」と私の肩に手を置いて顔を覗き込むシャオくん
だけど、長谷川くんを責めるようなことは言いたくないし、言えない
「ううん、私の問題なの。だから大丈夫。長谷川くんは悪くないの」
「ふーん。ほんま？」
シャオくんは私の言葉で長谷川くんの方を見るけど、長谷川くんは目を逸らす
「あのさ、俺が他の奴とあんま話さんように言うてるから。困らせんといてもらえる？」
「…は？」
「俺だけ見ててほしいから、Aちゃんには」
シャオくんは「じゃあ、」と私の手を引いて後ろの階段を降り、一階まで降りてようやく足を止めた
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岡崎 響(プロフ) - きっくんさん» 初コメありがとうございます！そのような言葉を頂けると本当に励みになります…!!(嬉)これからの番外編もよろしくお願いします！ (2017年9月28日 6時) (
レス) id: cbd4920d57 (このIDを非表示/違反報告)
岡崎 響(プロフ) - 柚杜さん» ここまで読んで頂き、ありがとうございます！！番外編も楽しんでもらえるように頑張ります！ (2017年9月28日 6時) (レス) id: cbd4920d57 (このIDを非表示/違反報告)
きっくん(プロフ) - 本編完結おめでとうございます！そして、初コメ失礼します。ずっと読ませていただいていて、とても面白く、こんな文章を書けるようになりたいなぁとずっと思ってました！お疲れ様でした、そして番外編楽しみにしてます！ (2017年9月28日 0時) (レス) id: 236ac4ced7 (このIDを非表示/違反報告)
柚杜(プロフ) - 完結、おめでとうございます！読んでいくうちにどんどん引き込まれていって、毎回更新されるたびに読みに来てました！番外編も楽しみに待ってますね！ (2017年9月28日 0時) (レス) id: 7d9db6dc60 (このIDを非表示/違反報告)
岡崎 響(プロフ) - 奈希さん» ありがとうございます…!!更新止めてしまってすみませんでした…(泣)どうか完結までよろしくお願い致します！ (2017年9月17日 10時) (レス) id: cbd4920d57 (このIDを非表示/違反報告)
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