86話 side 0 ページ40
ゆっくりと目を開ける
ぼんやり霞む視界に映るのは一面の白
どこだろう？どこかの部屋？
首を傾けるとコードにつながったボタンと大きいスライドドア
室内には私一人だけ
ここは、病院？
頭には包帯のようなものが巻かれていて、上から帽子を被らされている
確か学校の階段から落ちて、そこからの記憶は全く無い
外は綺麗な青空で、恐らく時間は昼だろう
正確な時間はわからないが少なくとも階段から落ちた日から1日は過ぎている
誰か呼んだほうがいいのかな、そう思ってナースコールを押すとすぐに看護師さんが来た
「目が覚めましたか。今、担当医を呼んできます」
感じの良い看護師さんだな
その後に病室にやってきたお医者さんもすごく優しそうだった
「昨日 階段から落ちた時に頭を打ったようなので、大事をとって1週間ほど入院してもらいます。その間に色々検査もしますので」
昨日の出来事ということは学祭まであと3日
1週間も入院したら学祭に出られない
そのことを伝えると「今は体が大事ですから」と苦笑された
大丈夫だと思ったのに、結局迷惑かけちゃったな
いつも空回りしてしまって、努力とは反対に事が進んでいる気がした
.
「A！一体どうしたの!?」
「お母さん､､お父さんも」
夕方、両親が病室に駆け込んできた
「ちょっと足が滑っただけだよ」
「そんなはずないでしょ！お医者さんから聞いたわよ、どうして無理したの」
心配をかけまいと言っても母には通じず
「ごめんなさい」
「何かあったら周りに頼らないとダメだろ。父さんたちにも、たまには電話しなさい」
優しく言って笑いかけてくれるお父さん
「本当はもっとここにいたいんだけど､､これから外せない仕事があるの､､」
「いいよ、お母さん。私はもう大丈夫だから。今も検査入院してるだけだし」
「父さんも向こうに戻るが、帰れる時はこっちに戻ってくるからな」
両親が帰ったあと、学祭のことを考える
警備も出られなくて迷惑をかけるし、生徒会企画も迷惑をかけてしまう
無理にでも外出許可を出してもらおうか
絶対に許してもらえないな
と、ふいに響くノックの音
それに続いてガラガラと扉が開く
「あ、もう目 覚めたんか」
「トントンさん」
扉の向こうにいたのは、優しく笑いかけるトントンさんだった
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ルナ - シャオ落ちが良いです(小声) (2017年6月23日 0時) (
レス) id: f22530931b (このIDを非表示/違反報告)
ユユ(プロフ) - ゾム落ちがいいなぁぁ(ボソッ) (2017年3月28日 18時) (レス) id: 687012071f (このIDを非表示/違反報告)
岡崎 響(プロフ) - Rihuさん» 頼もしいですよね！かっこいいです！(自画自賛) トン氏との絡みも作ります！ありがとうございます！ (2017年3月24日 7時) (レス) id: cbd4920d57 (このIDを非表示/違反報告)
Rihu(プロフ) - 2年生３人頼もしい…！たまにでもトン氏との絡みも見たいです…|´-`)ﾁﾗｯ (2017年3月23日 21時) (レス) id: 35b9df7085 (このIDを非表示/違反報告)
岡崎 響(プロフ) - ユユさん» ありがとうございます！参考にします！ (2017年3月20日 15時) (レス) id: cbd4920d57 (このIDを非表示/違反報告)
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