【d!】Smile for me.【長編小説】

3話　side 0 ページ4

入学から1週間

今日は部活見学会がある


部活､､､高校では入らなくていいかな､､､？


「部活もう決めたん？」

「部活は､､まだ」

「そうなんや〜、特に決めてないんやったら俺と一緒に見学せえへん？入りたい部活あんねん」

「...まあ、」


ついていくだけなら良いかな、多分私は帰宅部だし



「確かな、こっちの方やったはず」


ゾム君についていくと校舎の隅の方まで来た

こんなところでやってる部活なんてあるんだ


「今は使われてない会議室が部室って言うてたから多分ここやろ」


たどり着いた部屋は「第4会議室」


「おじゃましまーす。あ、やっぱりここか」


ドアをノックすると「どうぞ」と返事が帰ってきた

ゾム君の後に室内に入ると数名の男性が視界に入る


「おおゾム、きたか」


上座に座った大人っぽい雰囲気の人が言う


「おお！ゾム！！久しぶりやな〜元気しとったか！？」


と同時に部屋中に大きい声が響いた


「久しぶりやなコネシマ」

「見学やろ？とりあえずそこ座ったらええよ。
...と、その子は？」


コネシマと呼ばれた人が私を見て首を傾げる


「Aやで、同じクラスでな。特に入りたい部活ないらしいからついてきてもらってん」

「そうなん？折角やから一緒に見てったらええわ」


私に笑顔を向けて椅子を指差す

入部するつもりはないけど断るのも申し訳ない

そう思ってゾム君の隣に腰を下ろした


「それで、ゾムは別としてお前はどうだ。我が警備部に入らんのか」


最初にゾム君に声をかけた人が私を見る


「あ、、いや、私は部活に入るつもりは、、」

「んー、でもうちの部活大して活動してないで？校内一周見回ってあとは自由やし。部活入っといたほうが内申点も上がるしな」


続いて七三分けで眼鏡をかけた人も口を開いた


「...考えておきます。」


本当に入るつもりはないんだけど､､､

そう言うしかなかったよね､､？


このままだと強制的に入部させられてしまうかもしれない


「あの、私はこれで失礼します、お邪魔しました」


ゾム君にも「先に教室に戻ってるから。ごめんなさい」と言って教室を後にした


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我々メンバーが全員出演するまでもう少しかかりそうですがお付き合いください､､(2回目)

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