【d!】Smile for me.【長編小説】

16話　side 0 ページ18

「ではこれからサバイバルゲームを行う」


買い出しから戻ってくるとレクが始まった

サバイバルゲームってなんだろう？


「いやグルちゃん、サバゲやなくてただのかくれんぼやでこれ」

「鬼はゾムとオスマンや」

「僕の話聞いてへんし､､､」


グルさんはサバイバルゲームって言ってるけど鬱先生の言う通りかくれんぼだと思うんだよな､､


「ルールを説明するゾ」

まず、逃走者側の7人は2分間の間に校舎に隠れる
それを俺達 鬼側が探すという簡単なルールだ
ちなみに、見つかっても捕まらなければセーフだから逃げるのもありだゾ

「どうだ、簡単だろう」


「サバゲ言うより隠れ鬼やん。まあ楽しそうやから良えけど」


コネシマさんが隣りでニッと笑う


「逃げるのは今から2分間だぞ。ちなみに捕まった者は俺が放送室にいるから報告しに来るように。制限時間は1時間だ」


だから逃走者側が7人なのか、なるほど。

逃げるの怖いなあ


鬼以外の全員について会議室を出て廊下を走った


「Aちゃん！」

「え？あ、シャオロン君」

「良かったら一緒に逃げよ」

「いいよ、どこに隠れようか」


シャオロン君と一緒に移動し、教室の中に隠れることにした


「あ〜緊張するなあ」

「いつ来るかわからないから怖いよね､､」

「もし鬼が来たらAちゃんは逃したるからな」


それから数分

鬼が来る気配が全く無いから二人で雑談をしていた

シャオロン君と話すのは結構楽しくて、この短い間で仲良くなれた


「シャオロン君て呼びにくくない？長いからシャオ君とかでもええんやで」

「じゃあ、シャオ君って呼ぼうかな」

「おう、」


ニコッと笑ったシャオ君は凄く可愛かった

微笑ましい気持ちになってふと廊下の窓の方を見ると人影が。


「ん、あれオスマンやなあ。逃げる準備しとったほうがええかな」


そう言ってシャオ君はドアの陰に身を潜める

私もその隣に隠れて様子をうかがった

と、ドアが開きオスマンさんと目が合う


「Aちゃん逃げるで！」


咄嗟に私の手をひいて廊下を走るシャオ君

階段まで来ると、私に「俺上行くから！」と言って手を離した

私は下に向かう階段を降りる

オスマンさんはシャオ君を追いかけていったようで、

こっちに戻って来るかもしれない、と走って廊下の角を曲がると体にドン！と衝撃が走った

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全員と仲良くなるのを書きたい(切実)

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